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日本代表、なぜ後半43分から2トップ移行? 勝利必須も遅かった一手と終盤のカオス

6/27(木) 8:20配信

Football ZONE web

後半43分に最後の交代カードでFW前田を投入、ゴールが必要な状況下で4-1-3-2へ移行

 森保一監督率いる日本代表は、現地時間24日のコパ・アメリカ(南米選手権)グループリーグ第3戦エクアドル戦で1-1と引き分け、最終的にグループ3位で決勝トーナメント進出は叶わなかった。グループ突破には勝利が求められたなか、終了間際に2トップへ移行するもゴールを奪えずに終わっている。

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 チリに0-4と敗れ、ウルグアイに2-2と引き分けた日本は、エクアドル戦前の時点でグループ3位。この最終戦で勝利すれば、スコアに関係なく決勝トーナメント進出が決まるという状況のなかでキックオフを迎えた。

 前半15分、MF中島翔哉(アル・ドゥハイル)のスルーパスにFW岡崎慎司(レスター)が反応し、相手GKのクリアボールを拾った中島が無人のゴールに蹴り込んだ。しかし同35分、エクアドルに右サイドからのクロスを頭で合わせられると、GK川島永嗣(ストラスブール)が弾いたボールをFWアンヘル・メナ(クラブ・レオン)に押し込まれて1-1となった。

 日本の勝利にはゴールが必要な状況のなか、森保監督が最初に切ったカードがFW上田綺世(法政大)だ。後半21分、岡崎に代えてそのまま1トップに送り込んだ。さらに後半37分、右サイドハーフのMF三好康児(横浜F・マリノス)に代えてMF安部裕葵(鹿島アントラーズ)を同ポジションで投入。この時点でスタートから4-2-3-1システムを継続しており、同じポジションの選手交代で攻撃の活性化を図ったのが伺える。

 それでもゴールをこじ開けられずにいると、後半43分にはMF板倉滉(フローニンゲン)に代えてFW前田大然(松本山雅FC)を起用。最後の交代カードを切って前田と上田の2トップを形成し、板倉が抜けた中盤の底には柴崎が入り、4-1-3-2システムへと移行した。

森保采配は一定の効果をもたらしたが… 果たして交代策は的確だったのか

 指揮官が“点を取りに行く”と明確なメッセージを送る采配を見せ、直後の同45分には久保のスルーパスから前田がシュート。これは相手GKに防がれ、こぼれ球に上田が反応するも、シュートは精度を欠いて枠外へ外れた。

 途中出場の選手が絶好のチャンスに絡んでおり、その意味において“森保采配”は一定の効果をもたらしたと言える。実際、いずれかのシュートが決まっていれば日本の勝ち上がりが決まっていた可能性も捨て切れない。しかし、結果的に追加点を奪えないまま日本の敗退が決まった。

 果たして指揮官の交代策は的確だったのだろうか。それまで前線で体を張り続け、最終ラインと駆け引きをしながらゴールを狙っていた岡崎を真っ先に下げたが、ゴールを狙うという意味では1枚目の上田を投入する時点で岡崎と2トップを形成させる選択肢もあった。あるいは2枚目投入時のタイミングでも2トップへの変更は可能だったはずだ。

 指揮官は最後まで戦況を見守りながら、ぎりぎりの後半43分に3枚目を投入してシステム変更を決断した。選手目線に立てば、“もっと時間があれば”という思いもあったに違いない。前田は「出て良かったのかと思うくらい何もできなかった」と悔やんだ。確かにチャンスは逃したが、出場時間が長ければ自身の特徴をより発揮できていただろう。

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最終更新:6/27(木) 8:20
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