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「勝因はあの言葉」 ACL“逆転突破”の浦和、2得点のエース興梠が指摘「火が点いた」

6/27(木) 6:01配信

Football ZONE web

FW興梠、ビハインドをはね返す2ゴール 3-0完勝でラウンド16突破を決める

 浦和レッズのFW興梠慎三は、26日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16第2戦、蔚山現代(韓国)戦で2ゴール。エースの面目躍如の活躍を見せてチームを逆転突破に導いたが、その裏には浦和の選手に“火を点ける”相手監督による不用意な言葉があった。

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 興梠は初戦のホームゲームではFW杉本健勇を1トップにしたシャドーの一角に入ったが、このアウェー戦では慣れ親しんだ1トップに入った。1-2からの逆転を狙う浦和は最低でも2得点が必要だったが、前半のうちにチームに勇気をみなぎらせる1点を生み出した。

 右サイドでボールを受けたMF宇賀神友弥が縦にドリブルを仕掛けると「(興梠)慎三くんの動きの最後のところは見えなかったけど、ニアの頭を超えれば飛び込んでくれると信じた」というボールを供給した。興梠もまた、「ピンポイントで合わせるなら真ん中だと思って、ニアに行くふりをして裏に入った」という動きを見せてゴール正面でフリーに。ヘディングシュートを難なく流し込んで前半41分の先制点とした。

 後半も攻め続けた浦和だが、なかなか次の1点が奪えず。ラスト15分で大槻毅監督が4バックに切り替えた5分後、ボールを持ちあがったDFマウリシオがアーリークロスをゴール前へ上げると、興梠は交代出場の杉本がマークを引き付けた瞬間を見逃さなかった。杉本が競った背後に「うまく相手より前に入れた」と飛び込み、再びヘディングシュートを決めて突破条件を満たす2点目をゲット。チームはその後に1点を追加し、3-0の完勝として逆転での突破を決めた。

浦和に火を点けた蔚山指揮官の一言 「勝因はあの言葉なんじゃないですか」

 初戦での敗戦との比較で「今日はチャンスをしっかりと決め切ることができた」と話したエースは、蔚山の前日記者会見でキム・ドフン監督が語った一言に火が付いたという舞台裏を明かした。

「相手の監督が記者会見で、浦和には怖い選手がいないと言っていたらしいじゃないですか。そういうのを僕らも見て、火が点いた。『やってやろうぜ』とみんなで話した。だから、勝因はあの言葉なんじゃないですか」

 実際にキム・ドフン監督は前日会見でそのような言葉を残していた。ACLに強い思い入れを持ち、日本人最多ゴール記録も保持している興梠すらも眼中にないと宣言した一言は、その反骨心を刺激した。結局、この日の2ゴールで興梠の最多記録は「23」まで伸びた。

 2017年の優勝時もラウンド16、準々決勝と初戦のビハインドを逆転しての突破だった。そして、興梠はその第2戦でいずれもゴールを記録している。ホームとアウェーの違いこそあれ、まさに“逆転の浦和”をけん引してきたエースの2ゴールで、浦和は2年ぶり3回目のアジア制覇へ向けて一つ歩みを進めた。

轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada

最終更新:6/27(木) 6:01
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