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『アマンダと僕』主演のヴァンサン・ラコストに直撃!

6/28(金) 21:42配信

フィガロジャポン

ヴァンサン・ラコストが演じた、等身大のパリジャン像。

フランスの新鋭ミカエル・アース監督が手がける『アマンダと僕』が全国公開中。テロ事件で突然、姉を失ったダヴィッドが、シングルマザーだった姉の7歳の娘アマンダとともに、喪失を乗り越え再生するエモーショナルな人間ドラマだ。

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昨年の第31回東京国際映画祭で東京グランプリと最優秀脚本賞を受賞するなど、高く評価された本作に主演するヴァンサン・ラコストが、今月行われた「フランス映画祭2019」への出席のため来日。新境地ともいえる本作について話を聞いた。

--来日は2度目だそうですね?

昨年の夏に、友達と旅行で来たんです。まず東京に来て、それから箱根の温泉に行って、京都に行きました。観光客っぽいルートですよね(笑)。

――日本の旅は楽しめましたか?

ええ。日本のファンなんですよ! 仲間たちと一緒だったので騒々しい旅でしたけれど(笑)。あの旅は本当に素晴らしくて感動しました。東京はパリと同じ都会ですが、とても清潔できれいな街ですね。食べ物もおいしいですし。

――和食も好きなんですね。

串揚げや寿司、ラーメン、神戸牛など、いろいろ食べましたよ。神戸牛は鉄板焼きでしたが、その調理の仕方も興味深かったですね。

――ところで、あなたが主演したミカエル・アース監督の『アマンダと僕』が今回のフランス映画祭2019で上映されました。2018年秋に開催された東京国際映画祭で東京グランプリと最優秀脚本賞をW受賞しましたが、その際は監督だけで、残念ながらあなたは来日されませんでしたね。今回はアース監督と一緒にいらしてくださって本当によかったです。

僕はアルジェリアで撮影中だったので来られなかったんです。本当に残念でした。

――『アマンダと僕』は素晴らしい作品でした。主役のダヴィッドを演じたあなたの演技も高く評価されていますね。この作品に出演した経緯は?

まずミカエルから話があったんですが、迷わず出演を快諾しました。いままで演じてきた役とまるっきり違う役なので、とてもおもしろいと思ったんです。彼の前作『サマーフィーリング』(2015年)を観ていたのですが、美しく、とても繊細で大好きな作品でした。

『アマンダと僕』の脚本も綿密に練られていて、とても興味深かった。それまでは、コメディ作品に出演することが多かったので、こういったジャンルの作品に出たいと思ったんです。テロ事件や親しい人を亡くすといった重いテーマを、光が輝いているかのように描くところが魅力的でした。

――本作は、悲惨なテロ事件が冒頭に起こります。2015年パリで起きた同時多発テロ事件がひとつのモチーフになっているわけですが、あの事件があなたに与えた衝撃はどういうものだったのでしょうか。

あの時は、パリにいました。当時、(襲撃された)バタクラン劇場の向かい側のアパルトマンに住んでいたんです。金曜日の夜だったので、友達と近所のカフェにいたところ、銃声が聞こえたので、驚いて自宅に帰りました。TVを見て、事件を知って本当にショックを受けました。被害に遭ったレストランもよく行くところだったのです。

――銃声も生で聞こえるほと近くで起こったのですね。

ええ、若い人が多く住んでいる地域です。現場には翌日から多くの花が捧げられていました。

――アース監督は、本作は観光名所でなく、監督もあなたも住んでいた11区のような普通のパリで撮影を行ったと話していました。

そうですね。あの時、ミカエルも僕も住んでいたなじみのエリアでしたし、テロも起こったし、そういう意味でも11区で撮影したかったのだと思います。

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最終更新:6/28(金) 21:42
フィガロジャポン

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