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SNSに「生レバーホームパーティー」の様子を上げたら非難殺到!法律的にNG?

6/30(日) 19:01配信

Suits-woman.jp

弁護士・柳原桑子先生が、堅実女子の悩みにこたえる本連載。今回の相談者は、高橋郁美さん(仮名・30歳・契約社員)です 。

「先日、友達とホームパーティーを共同開催しました。パーティーのタイトルは『禁断の食』みたいなものにして、虫や見た目が気持ち悪い魚や、臭いがスゴイ発酵食品などをそろえて8人くらいで楽しんだのです。

ハイライトは、私が信頼できるお肉屋さんから購入してきた牛の生レバーです。お肉屋さんは『昔なら、レバ刺しにして食べていたくらいのいいレバーだよ。でも絶対に生では食べないでね』と念を押されたのですが、私たちはこれを刺身にして食べました。

飲食店で提供するのは、法律で禁止されていますが、個人で楽しむぶんには平気だと判断したのです。
あまりにもおいしく、その様子をSNSに友人限定でアップしました。すると『法律違反』『ヤバいでしょ』『殺人ですから』などとコメントが入り、慌てて削除しました。

それ以来、ずっともやもやしています。私の友人にも法律で禁止されてからレバ刺を食べている人がおり、その人に調理してもらったから大丈夫だと思いました。それに、パーティーのメンバーに腹痛や食中毒が起こった人はいません。

質問なのですが、レバ刺しは自宅で食べるのも法律違反なのでしょうか。検索してもわからず……。
ホームパーティーは私がメインで主催していました。もし、食べた人が食あたりなどを起こしてしまったら、私は罪を問われるのでしょうか?

弁護士・柳原桑子先生のアンサーは……!?

熟知している分野ではないので詳しいことは述べられませんが、牛の生レバーは重度の食中毒を起こす恐れがあるため、食品衛生法により生食用として販売提供することは、2012年より禁止されています。
厚生労働省は、消費者に向けてレバーは加熱して食べるようアナウンスしています。
自宅で、自己判断で、生食で食べることについては法律で規制はしていないようですが、健康ひいては命に支障が生じるかもしれないという危険性が指摘されているもの。ご自分のみならず、他者の健康支障を引き起こすかもしれないので、その趣旨をよく考えられた方が良いと思います。


重大な健康被害が報告されている食材を食べるときは、本人のみならず、他の人の健康被害も考えてみてはいかがでしょうか。


(教えてくれた人/柳原桑子さん)
第二東京弁護士会所属 柳原法律事務所代表。弁護士。東京都生まれ、明治大学法学部卒業。「思い切って相談してよかった」とトラブルに悩む人の多くから信頼を得ている。離婚問題、相続問題などを手がける。『スッキリ解決 後悔しない 離婚手続がよくわかる本』(池田書店)など著書多数。


※編集部注……厚生労働省ウェブサイトによると、牛のレバー(肝臓)の内部から、腸管出血性大腸菌が検出されたことが報告されており、これは少数の菌だけでも、食中毒を引き起こすというもの。「新鮮」かどうかは、関係ないとのこと。また、店舗に向けては、レバーは「加熱用」として販売・提供しなければらないこと。そして、牛のレバーを販売・提供する場合には、レバーの中心部まで十分な加熱が必要である旨の情報を提供しなければいと注意喚起がされています。

最終更新:6/30(日) 19:50
Suits-woman.jp

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