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平嶋夏海の「つま先メモリアル」(第4回:Ducati モンスター797)

7/3(水) 15:07配信

webオートバイ

第4回目は初の外国車モデルが登場! ドゥカティのエントリーモデルとしても人気が高い、モンスター797 プラスに乗ってきました!

ーーこの企画初のドゥカティ登場です。なっちゃん自身、ドゥカティ試乗は初体験だったんだよね。
「初めてでした! 以前、モンスター400に乗ってる友達がいて、ちょっとだけ乗らせてもらったことはあるんです。でも、直線で数十m乗ったくらいで、ほぼ跨ったことがあるだけで。やっぱり高価なバイクだから、万が一壊しちゃいけない、みたいな気持ちになっちゃったんですよ(笑)」

「平嶋夏海の「つま先メモリアル」(第4回:Ducati モンスター797)」のアルバム

ーーその時は敷居が高かったのね(笑)。今日乗ってみて、「これがドゥカティなんだ」と感じた部分はある?
「今回乗ったのは上級グレードの“プラス”だったこともあってか、やっぱり“お金かかってる”感は、すごい感じました(笑)。色も、ラメとかが入ってない純粋な赤だけって、いう赤が私はすごく好きです。それにタンクを簡単にリフトアップできる仕組みとかも、かっこいい! みたいな(笑)。ガソリンがフルに近く入ってたので、少し持ち上げるだけでやめたけど、本当は自分でちゃんと完全に持ち上げてみたかったですもん」

ーーちなみにドゥカティには、どんなイメージがあった?
「私の中では、ドゥカティといえばカウルがついてて、スポーティーで、レーシーで…ってイメージが強かったんですよ。モンスター797は排気量も大きいし、アクセル開けた時のレスポンスもすごい良くて、めちゃくちゃ楽しかったから、もともとのイメージと合ってる部分もあるんですけど、意外とハンドルの切れ角があって、小回りも利くんですよ。細い路地とかも走りやすそうだし、ドゥカティにもこういうモデルがあるんだって、ビックリしました」

ーー初めてのL型2気筒エンジンはどうだった?
「なんかこう、大排気量の音だなって感じはすごくしました。低い音で、ちゃんと一個一個の振動が音として伝わってくる。なんていうかシューって感じの回転音じゃなくて、ちゃんとドドドドド…って」

ーー動画でお伝えしたい感じで、擬音を頑張っております(笑)
「はい、口で伝えるの難しいんですよ!(笑) だからエンジンは、ドドドドからドゥルルルルルルって、回転が上がってく感じが気持ちよく伝わってきて……わかります?(笑) それがイイんですよ。やっぱり全体的には、味付けがスポーティだなって感じるところはいろいろあって。たとえばフロントブレーキがリアに比べて結構強めにかかって、フロントサスがグーッて沈み込むところとか、バイクの動きがよく分かって、面白いと思いました。でも、女の子とかは体重が軽い分、止まる時にちょっとリアを多めにかけて止まると、バランスが崩れなくて安心かもしれないですね」

ーーなるほどね。サイズ感や重さはどうだった?
「あの車格にしては、全然重くないと思います。私の身長(154cm)でも両足がつま先立ちで着くし、押し引きも全然怖くなかったし。乗る前に車輌について調べた時に、シート高805mmって書いてあったから、ちょっと身構えてたんですよ。私、シート高が800mm超えたら、結構苦手意識があって」

ーー確かに、乗る前からシート高について気にしてたもんね(笑)。
「シートの幅でも全然変わるから一概に言えないんですけど 800mm超えたら『心して乗ろう』って身構えるんですね。でもモンスター797は、805mmでも両足がつま先立ちで着く。そんなバイクなかなかないから、よっぽどシート幅がスリムなんだなって思いました」

ーーそのスリムさは、座り心地に影響しないの?
「これはシートが角ばってないから、お尻や太ももが痛くなりづらいなって思いました。結構シートが角ばってるバイクって多いんですけど、そうすると止まる時に、太ももにカドが当たって痛くなっちゃうんです。でもモンスターはシートが滑らかなので、着座位置が前でも後ろでも乗りやすかったです。シートがスリムで、形状もいいから、まっすぐ足を下ろせるんですよね。この車格だったら、シート高が820mmとかになっても大丈夫な気がしました。たとえ片足しか着かなくなっても、このシートなら、止まってる時に足を左右踏み変えたり、ギアを落としたりするのもやりやすいだろうと思うから。シートの幅が広いと、お尻をズラす時にマシン自体が振られちゃって怖かったりするんですよ」

ーーモンスターは信号待ちでも安心感があるんだ。ほかに気になったことはある?
「エンジンの熱気がすごい(笑)。あとニーグリップがしやすいですね。タンク形状がシートに向かってシェイプされた後、下側の部分だけちょっとまた膨らんでるんですよ。ここ(タンクの「797」の数字が書かれている辺り)が膨らんでるから、シート前方に座ってる時は太もも全体でタンクを包み込む感覚になる。で、スピードを出すとGがかかって、シートカウル(試乗車は797プラス)にお尻が着くような着座位置になるんですけど、その時は膝で挟むんたけど、ちゃんと太ももの内側も使った膝、みたいな感じなんです。タンクによっては、膝の骨だけで挟んでる感覚になるものもあるので…。でもモンスターは足の内側全体で支えてる感覚なので、車体がブレる感じもなくて良かったです」

ーーUターンも、かなりやりやすかったみたいだね。
「そうなんですよ。思った以上にすごい切れ角があって。これだけ切れ角があると、私の場合は逆にフルロックするのが難しくなりますね。フルロック状態で寝かせたら、アクセル開けた時に手首がタンクに当たっちゃうくらいの切れ角がありました」

ーー毎回、フルロックできるかどうかが評価軸のひとつになるのは、さすがジムカーナやってる感があるね。
「ただ、フルロックするなら、普通に乗るよりも八の字走行の方がやりやすいんですよ。やっぱりタイミングがあるので、八の字みたいにリズムが着く方が、切れ角を増しやすいんです」

ーードゥカティのL型エンジンは、そういう八の字のリズムとかも取りやすそうだった?
「そうですね。普通、排気量が大きいバイクは、一速で開けるとパワーが一気に出すぎちゃって、そのコントロールが難しいところがあるんです。だから低速での開け始めでビビっちゃうんですけど、モンスター797は一速での開け始めが強すぎないので、すぐ『あ、今回は意外と行けるな』って思いました。ジムカーナマシンみたいにアイドリングを上げてるわけじゃないので、さすがに一速での八の字はエンストしそうだけど、二速だったらコントロールもしやすそうだし、全然いけるんじゃないかな」

ーーじゃあモンスターでジムカーナも、意外といけそうな気がする?
「いけるんじゃないですかねぇ。実際にはジムカーナは車輌を買って終わりじゃなく、直すお金がだいぶかかるので、現実的じゃないですけど(笑)。でも私、初めてのバイクに乗る時は、毎回必ずシートの上でお尻だけ振ってみたり、ハンドルだけ揺らしてみたりとかするんですね。そしたらモンスター797は、本当に、めちゃくちゃ反応が早かったんですよ。今回のツーリングルートは、あんまりワインディングがないコースだったけど、ワインディングとか走ったら、めっちゃ楽しいだろうなって思いました。あと、私の手の長さだと、ちょっとハンドルがワイドに感じるので、前めに座って、少し覆いかぶさるように走る方が腕に余裕できて操作しやすいかもしれないですね。そのワイドさの分、より自分でハンドルを切ろう、マシンを倒そうって思えるバイクだと思う。マシン任せっていうより、自分でアクティブに操作するのが楽しいバイクだと思います」

ーーおおっ、キレイにまとまったね!
「あ、最後にどうしても気になったことが1つだけ! ドゥカティのマークって、なんでギターピックの形してるんですかね? 知ってる人は、ぜひ私のTwitterにコメントください!!」

Ducati MONSTER797 主要諸元
エンジン形式 空冷4スト・デスモドロミック2バルブL型2気筒
総排気量 803cc
ボア×ストローク 88×66mm
最高出力 73PS/8250rpm
最大トルク 6.8kg-m/5750rpm
乾燥重量 175kg
車両重量 193kg
シート高 805mm
ホイールベース 1435mm
キャスター角 24°
トレール量 90mm
燃料タンク容量 16.5L
タイヤサイズ(前・後) 120/70ZR17・180/55ZR17
■税込価格:
Monster 797/111万9000円(RED)、113万9000円(STAR WHITE SILK、DARK)
Monster 797 Plus/116万9000円(RED)、118万9000円(STAR WHITE SILK、DARK)

平嶋夏海(聞き手:斎藤ハルコ)

最終更新:7/3(水) 15:07
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