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まぶしい、ダブって見える…「皮質白内障」の症状と対処法は?

7/3(水) 9:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

「ものがぼやけて見える」「目がかすむ」「光がいつもよりもまぶしい」など、気にはなりつつも、見過ごしてしまっている「目」についての悩みはないでしょうか。そんな悩みを抱えたままでは、日々の不安が募るばかりです。本連載では、白内障・緑内障・網膜剥離手術に強みをもつ、はんがい眼科・院長の板谷正紀氏が、眼病の症状やその対処法について解説します。

皮質白内障の特徴

最近、視力はいいのに「まぶしさ」や「ものが何重にも見える」という不快な症状が気になっている人は、皮質白内障が始まっているのかもしれません。

皮質白内障は、とても一般的な白内障の症状の1つです。水晶体の濁る場所で分類される白内障のタイプの1つで、水晶体の核の周囲にある「皮質」という部分が白く濁っていきます。

「白内障」という病名がついたのは、手術ができなかった時代、皮質白内障が進んだときに、瞳が真っ白に見えたことが理由です。加齢で発症することが多く、白内障のなかでは最もよく見られるタイプです。水晶体の周辺から始まるので、進行に気がつかないことが多いのです。

今回は、「皮質白内障」について詳しく紹介します。ぜひ参考にしてください。

◆水晶体の周辺部からくさび形に濁ってくる

白内障は、目のレンズである水晶体が濁っていく病気ですが、皮質白内障では、水晶体のなかの「皮質」という部分が、くさび形または車軸状に少しずつ濁っていきます。皮質というのは医学用語によく用いられる言葉で「表層」というニュアンスです。水晶体の核の周囲を取り巻き、表層を成す部分が水晶体皮質なのです。

周囲から、徐々に中央に向かって濁っていくのが特徴です。このため、皮質白内障が始まっていても、自分では気がつかないことが多いのです。何年もかけて中央部分に濁りが到達すると、その症状を自覚するようになり、視力は一気に低下します。

◆最も一般的な水晶体の濁り方

白内障の原因の多くは、加齢によるものですが、その加齢性白内障のなかでも特に見られるのが、いま述べたような、皮質が濁っていくタイプです。核白内障においては、皮質白内障も併発していることが多々ありますし、核白内障があまりなくても、皮質白内障を認めることも少なくありません。つまり、水晶体が濁る部位の分類のなかでは、最も一般的なものといえます。

◆濁りが瞳の中心に到達するまで自覚症状はない

目に入ってくる光は、虹彩(こうさい)によって量が調節されます。カメラの絞りと同じ仕組みです。光が入ってくる孔を瞳孔といいますが、瞳孔は暗いところでも5ミリ程度しか開かないので、通常は水晶体の中央部分にのみ光が通ります。

皮質白内障は、周辺部から水晶体が濁ってくるため、目に入ってくる光のほとんどは、何の影響も受けずに眼底の網膜に届きます。

そのため、初期には見えづらさなどの自覚症状がなく、視力が落ちることもありません。中央部分まで濁りが到達して初めて、見え方に異常を感じるようになります。

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最終更新:7/3(水) 9:00
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