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発達障害の夫に悩みカサンドラ症候群に。1年で10kg痩せるも「夫は心配してくれない」

7/4(木) 15:54配信

週刊SPA!

 仕事や家庭などさまざまな場面で感じる「生きづらさ」が日本人に蔓延している。30~55歳までの男女2000人を対象にしたアンケート調査でも64.5%の人が生きづらいと感じている現代社会。もはや国民病とも言える、その病理に迫る!

生きづらさは感染する? カサンドラ症候群とは?

 当事者だけでなく、彼らの「生きづらさ」を理解しようと努めた側も思わぬ生きづらさに直面してしまうケースがある。

「結婚して6年の夫がASD(自閉症スペクトラム障害)のグレーゾーンなのですが、会話が続かない、心を通わせられないことが徐々に私のストレスとなってきて……。心労から1年で10kgも痩せたのですが、それでも夫は私を心配してくれません」

 そう語るのはパート勤務の主婦、明石信子さん(仮名・40歳)。こうした症状は「カサンドラ症候群」と呼ばれ、ASD当事者の家族やパートナーなど身近な人が、当事者とコミュニケーションがうまく築けないことによるストレスで陥る二次障害のことを指す。

「少し変わった人だな、と思うところはあっても、結婚するまでは優しい人でした。仕事中や外出先では気が張っているのか何事も人並み程度にはこなせるのですが、家のなかではスイッチが切れたように話かけても返事は『はい』『いいえ』のみ。趣味であるテレビゲームに没頭している間は話しかけても返事さえありません」

これ以上いると私がダメになる……

 手の込んだ食事を作ろうが、夫から感謝を示す言動はない。信子さんが高熱でうなされている際も夫はゲームを続け「何も言われなかったからそっとしておいた」と言われたこともあったという。

「昨年、うつの症状が出始めたので精神科を受診しました。医師からは『夫との関係性を改善しない限りうつの解決にならない』とアドバイスされたのですが、ASDは脳の特性なので夫が悪いわけじゃない。でも、これ以上いると私がダメになる……。今後は、夫と離婚する方向で話し合いの場を持ちたいと思っています」

 ともに生きづらさを抱え込んでしまうという悲劇。これは家族やパートナーのみならず、仕事仲間などでも起こりうる。生きづらさの感染を甘く見てはいけない。

― [生きづらい病]の正体 ―

日刊SPA!

最終更新:7/4(木) 15:54
週刊SPA!

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