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乃木坂46の堀未央奈が映画初主演 やっぱり私は女優

7/6(土) 7:47配信

NIKKEI STYLE

2013年3月に2期生として乃木坂46に加入し、同年11月、シングル『バレッタ』のセンターに抜てきされて脚光を浴びた堀未央奈。その後、選抜落ちを経験するなど苦労人として知られる堀が、『ホットギミック ガールミーツボーイ』(以下、『ホットギミック』)で映画初出演にして初主演を飾った。白羽の矢を立てたのは、小松菜奈と菅田将暉を主演に迎えた『溺れるナイフ』(16年)でメジャーデビューした新鋭・山戸結希監督だ。

「お話をいただいたときに、まずはお会いして、お話しすることになりました。山戸監督は乃木坂46の『ハルジオンが咲く頃』(16年)のミュージックビデオ(以下、MV)を撮られていたのですが、私は監督の作品が大好きで──小松菜奈ちゃんが好きというのもあって『溺れるナイフ』を映画館に見に行ったんですが、映像や音楽に普通の恋愛映画では感じえなかった感情を抱かされ、『山戸監督ってどういう方だろう』とずっと気になっていたんです。

だから、2年ぶりにお会いしたときは、緊張と同時にうれしくて。1対1で、1人の女性としての思いや映画についてお話しできて、最終的には『作りたいもの、見えてるものが一緒だね』と言っていただき。そこがスタートでした」

山戸監督は堀の起用理由について「MVでご一緒したとき、端にいたのに強く印象に残っていました。撮られることへの渇望、真剣さの純度…。一番距離が遠いはずなのに訴えかけてくる力がありました」と話す。それを伝えると…。

「本当ですか、うれしい!(笑)。『ハルジオンが咲く頃』は、私が選抜復帰したばかりで、3列目の端にいて、『乃木坂46って何なんだろう?』『自分には何があるんだろう』って葛藤していて…そういうもやもやを見抜いてくれたんだと思います」

■監督と一緒に戦う気持ちで

原作は相原実貴の少女マンガで、堀が演じたのは主人公の成田初。口は悪いが優しい亮輝(清水尋也)、幼なじみのモデル・梓(板垣瑞生)、幼い頃から守ってくれた兄の凌(間宮祥太朗)という3人の男性との間で揺れる高校2年生だ。ナチュラルなたたずまいで、みずみずしい演技を見せる。

「3人の男の子の間でキュンキュンしてしまう気持ちも、自信がなくて意味もなく自分を追い詰める心情も、男の子と出会って強くなっていくところも…食い入るように原作を読みましたが、この物語は初ちゃんの1から100までの変化が描かれていて、そんな初ちゃんにとても共感できました。

この作品の前、『ザンビ』というドラマ(19年1月期)で初めてちゃんとお芝居をしたんです。そのときに『演じるってこういうことなのかな』って分かってきたところがあり、『ホットギミック』でもその経験が生かせました。亮輝とも、凌君とも梓とも、目の前の人たちと『向き合う』。余計なことを考えずに、楽しみつつも『浸る』。役についても分からないことはほとんどなかったです」

「それは山戸監督が、私たちに寄り添うように演出してくださったから。台本通りに撮るのではなく、(俳優)4人の様子まで見ていてくれて、演じながら感じた感情まで拾って、セリフを書き換えてくださるんです。私たちの内側から出てきた感情を無視せず、むしろそこを引っ張り出してくださって。だから分かり過ぎて苦しくなるくらいで、その凝縮感にプレッシャーを感じたりもしましたが、ものすごくやりがいがありました。

山戸監督は映画に対する愛情も、映画を見る人への愛情もすごくて、妥協が一切なかったですね。その分、スタッフさんは大変だったかもしれないですけど、監督は本当にいろんなものを犠牲にして、最前線に立ってくださっていた。だからこそ、『私も一緒になって戦っていかないといけない。ついていくんじゃなくて、横に並びたい』と強く思いましたし、女性に対して、初めて『守ってあげたい』という気持ちになりました。

完成した映画で好きなのは、最後のほうの『私の心も体も私だけのものなんだ!』と叫ぶシーン。『自分自身を大事に』って訴えたくてもなかなか言えないですよね。これが監督の女の子への願い…『そうであっていいんだよ』という思いがこもった“言葉”なんだなと。大事すぎて、そのセリフを言うときはものすごい心拍数でした」

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最終更新:7/6(土) 12:15
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