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犬と猫の熱中症対策|屋外よりも室内が要注意!飼い主が犯す5つの大間違い

7/7(日) 6:03配信

サライ.jp

取材・文/柿川鮎子 撮影/木村圭司


夏本番を前に、ペットの熱中症対策に関して、飼い主さんが犯しがちな5つの間違いを、ひびき動物病院院長岡田響さんに教えていただきました。犬や猫を大切に飼育し、可愛がっている人であっても、意外と誤解されているケースの多いものばかりです。

■間違いその1 犬や猫は暑さに強い動物だと思っている

ほとんどの生き物は、寒さよりも暑さに弱い身体の仕組みをもっています。特に犬や猫は全身を毛皮で覆われており、さらに人間とは違って大量に汗をかいて放熱することができないため、熱が体内に蓄積されやすくなります。

人間ならば、夏でも毛皮を着ている感覚です。ただでさえ体温上昇しやすい一方、下げるのも大変です。体温を下げるためには、呼吸で熱い息を外に出したり、冷たい場所への熱伝導など、汗以外の方法で放熱する必要があります。

さらに、人間よりも生活する場所が低く、より地面に近い位置にいます。真夏の直射日光を浴びて、熱い地面からの反射熱にさらされ、人間より熱の影響をより強く受けます。岡田先生は「飼い主さんは何となく『犬や猫は人より暑さに強い動物だ』と思っていらっしゃるようですが、そんなことはありません。ペットは人より暑さに弱いものだ、という認識をもっていただきたい」と言います。

■間違いその2 熱中症は屋外にいる時だけ注意する

熱中症は保険請求の件数も多い事例なのでしょう。ペット保険会社各社のホームページには、熱中症についての調査報告が掲載されています。興味深いのは、熱中症が発生した場所について。アニコムの調査では、リビング:ドッグラン:その他=44:48:8、という割合でした。アイペットやアクサダイレクトの調査では、熱中症の発生が、1位)家の中で普通に過ごしている時、2位)家の中で留守番中、3位)お散歩中、です。熱中症が自宅の室内で発生している事例は想像以上に多いのです。

調査している年で多少の増減はありますが、だいたい6割近くが室内で熱中症を発症させています。さらにそのうちの6割は、家族も家にいた時に発症してしまうのです。間違いその1でも説明しましたが、人が平気な暑さであっても、ペットにとっては危険な場合もある、ということなのです。

岡田先生は「暑い日の屋外での運動は、緊急性が高い熱中症の危険因子となります。家でも外でも、厳しい暑さの日は、ペットの熱中症に気を付けるべきです」と教えてくれました。

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最終更新:7/7(日) 12:15
サライ.jp

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