ここから本文です

不登校からトップブロガーになった30歳の稼業

7/7(日) 5:20配信

東洋経済オンライン

これまでにないジャンルに根を張って、長年自営で生活している人や組織を経営している人がいる。「会社員ではない」彼ら彼女らはどのように生計を立てているのか。自分で敷いたレールの上にあるマネタイズ方法が知りたい。特殊分野で自営を続けるライター・村田らむが神髄を紡ぐ連載の第66回。
 やしろあずきさん(30歳)は、主にSNSやブログなどのウェブ媒体を中心に活躍しているギャグ漫画家である。

【写真】これが、やしろあずきの描く漫画だ!

 家族や友達をネタにした漫画、中学時代の思い出をネタにした漫画など、日常の一片をテーマにした漫画は老若男女の広い層に受け入れられている。

 さまざまなウェブ媒体に連載しつつ、企業からの依頼で宣伝を目的としたタイアップ漫画も描いている。

■SNSやウェブサービスを駆使した新しいタイプの漫画家

 2017年にはじめたライブドアブログ『やしろあずきの日常』は定期的に漫画を掲載していたが、オープンから1年でなんと800万人中1位に輝いた。

 また同人誌を発売したり、キンドルアンリミテッド(Kindle Unlimited:キンドルの読み放題サービス)で作品を販売したりなど、さまざまなメディアで活発に活動している。

 漫画家以外では、漫画家専門のインフルエンサービジネスを手がけるwwwaap(ワープ)の執行役員、オタク向けの不動産事業を手がけるグランツアセットの執行役員も務めている。

 やしろさんは、

 「漫画雑誌で連載して原稿料をもらい、作品がたまったら単行本を発売して印税をもらう」

 という今までの漫画家とはかなり違う、新しい稼ぎ方をしている。

 彼がどのように今の稼ぎ方にたどりついたのか、自宅兼作業場である高層マンションにてお話を伺った。

 やしろさんは神奈川県横浜市で生まれた。

 「家の前が幼稚園だったんですけど、『お母さんが来ないと嫌だ』って泣いちゃうような、甘えん坊な子どもでしたね」

 小学校時代はごく普通に暮らしていたが、小学4年生のとき、父親が亡くなってしまった。

 「父は仕事で世界を飛び回って働いている人でした。父が多少のお金を遺してくれたので、金銭的な苦労はなかったです。それ以降、母に女手一つで育ててもらいました。

 母と今でも仲がいいのは、父の死が影響していると思います」

1/8ページ

最終更新:7/7(日) 5:20
東洋経済オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事