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ルーブル美術館のアートが香りになった!?

7/8(月) 11:55配信

Casa BRUTUS.com

パリの〈ルーブル美術館〉が所蔵するアートをイメージしたフレグランスが〈BULY〉から誕生。《ミロのヴィーナス》や《サモトラケのニケ》からインスパイアされたユニークなプロジェクトをご紹介します。

パリの〈ルーブル美術館〉が所蔵する傑作をイメージしてフレグランスを創るという夢のあるプロジェクトが誕生。これは、〈ルーブル美術館〉と19世紀創業のパリの総合美容専門店〈オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー〉とのパートナーシップによって実現したもの。〈ルーブル美術館〉所蔵の35,000点の作品の中から、〈ビュリー〉が信頼を寄せる8人の調香師が持ち前の鼻を利かせてそれぞれ1点を選び、イメージを膨らませながらその作品と同じネーミングの香りを作り上げた。

たとえば、〈ルーブル美術館〉の大階段を上がった踊り場に立つ、古代ギリシアの彫刻《サモトラケのニケ》からは、チューベローズを思わせる甘くどこか神秘的で、神と交わることができそうな高貴な香りが生まれた。《サモトラケのニケ》がもともと置かれていた勝利の女神を称えた神殿の周りの光景が頭一杯に広がりそうだ。

あるいは17世紀の画家、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作の絵画《大工聖ヨセフ》から生まれた同名の香りは、聖書の中に度々登場する杉やヴァーベナの温かみのある香りが特徴だ。絵の中でイエスの父、大工のヨセフの足元に置かれた木片の香りが鼻腔をくすぐり、そして密やかな炎のシーンが香りを通して脳裏に広がるかもしれない。

こうした神話や聖書の世界を香りで表現する一方で、実在した人物の肖像画からインスピレーションを得て作られた香りもある。香り「庭園での語らい」は英国の画家トマス・ゲインズバラの描いたノーブルなカップルの肖像画《庭園での語らい》から生まれた。絵画の中に描かれた英国式庭園の植物ともにペパーミント、ベルガモット、ローズの香りが匂い立ち、気持ちだけでも絵画の中の世界にいざなわれそうだ。ある意味、画家が様々な絵の具で絵を完成させるように、調香師はさまざまな香りを混ぜることで絵を匂い立たせる。

その他にも《ミロのヴィーナス》、ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングルが描いた《グランド・オダリスク 》など、8つの美術作品から生まれた香りは〈ビュリー〉を象徴する水性香水(オー・トリプル)をはじめ、フレグランスキャンドル、紙ソープ、ポストカードとなって買い求めることができる。SNSやデジタルスクリーンでは決して伝わらない、“香り”を通して美術への理解を深めてみてはいかが?

text_Kanae Hasegawa editor_Keiko Kusano

最終更新:7/8(月) 17:14
Casa BRUTUS.com

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