ここから本文です

お肌は内臓を映す鏡。皮膚の健康のために、いまできること

7/8(月) 12:03配信

Tarzan Web

皮膚の健康を保つには一にも二にも保湿をすることが重要だ。化粧水やワセリンをなどでの保湿ケア以外にも、肌を洗い過ぎない、ビタミンB2・B6を摂るなど、普段の生活でできることがいくつかある。その基本をしっかりと学んでおこう。[取材協力/菊池 新(菊池皮膚科医院院長)]

1. 皮膚のトラブルはなぜ起こる?

「私たちの皮膚は大きく分けて5つの役割を担っています」と言うのは、菊池皮膚科医院の菊池新院長。

「1つ目は表面を覆って物理的に外部環境との境目を作り、体内の水分が漏れないようカラダを守る物理的バリア。2つ目は外部の刺激を防壁として受け止め、有害無害に分けて害のあるものを攻撃する免疫的バリア。3つ目は痛みや触感などを感知して脳に伝える感覚器。4つ目は汗と皮脂、塩分や老廃物を排出し、体温調節も行う分泌作用。5つ目は日光を浴びてビタミンDを合成する機能です」

なかでも物理的バリアの水分保持機能は、言い換えると保湿のこと。保湿は主に角質層で行われるが、何らかの原因で角質層の水分が失われて乾燥すると、ヒビが入ってめくれたりはがれてしまう。すると皮膚は外からの刺激を受けやすくなり、トラブルを引き起こす。

他にも皮膚トラブルの要因はあるが、健康な皮膚を作るのは、まずは保湿あってこそ。肝に銘じておこう。

2. 皮膚の健康は腸と同じく「菌」も大事。

最近の研究で、皮膚には常在菌の叢(フローラ)が存在することが判明している。この常在菌には善玉菌や悪玉菌、日和見菌があって、皮膚の健康保持に重要な役割を果たしているという。つまり腸と同じである。

皮膚の常在菌は皮膚の最外層の皮脂膜にいて、善玉菌の表皮ブドウ球菌や、悪玉菌の黄色ブドウ球菌がある。これらのバランスをとり、病原菌の繁殖を抑える弱酸性の状態を保つには、肌を洗いすぎないことだ。

石けんやボディソープには界面活性剤が含まれており、これが皮脂の油分を皮膚表面から引きはがす役目を担っている。しかしあまりカラダを洗いすぎると、今度は皮膚の皮脂膜まで奪ってしまう。さらにはその下にある細胞間脂質のセラミドもむき出しになり、溶け出してしまうのだ。

皮脂膜が奪われるということは、その常在菌も洗い流されるということ。皮脂膜とセラミドと常在菌。洗いすぎは皮膚の保湿に関わる3つの要素を削るということをお忘れなく。

1/2ページ

最終更新:7/8(月) 12:03
Tarzan Web

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

あわせて読みたい