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レクサスのSUVは乗れば悪くない。ただし価格は疑問符? NX300 F スポーツ試乗記

7/9(火) 21:25配信

GQ JAPAN

一部改良を受けたレクサスのコンパクト・クロスオーバーSUV「NX」のガソリンターボモデルに、今尾直樹が試乗した。印象はいかに?

【写真を見る】差し色にイエローを大胆にあしらったインテリアとは?

ウルトラ警備隊のポインター号を思い出す

レクサスの世界販売の中核を「RX」とともに担うコンパクト・クロスオーバーSUV、「NX」も、はや5年目を迎えた。2014年の発売当初、そのエッジの立ったエクステリアは海外で「オリガミ・デザイン」と呼ばれていたようである。いわく、福岡の生産工場には“ワシ(和紙)が数枚以上あるに違いない”、なんて書いている海外サイトもあった。ワシがあるからどうした、とも思うけれど、それはさておき、筆者の場合、思い浮かんだのはウルトラ警備隊のポインター号である。

あれは一昨年の夏だったか、筆者は千葉県の四街道方面に用事があって、一般道をマイカーで向かっていた。すると、な・な・なんとポインター号が走っていたのだ! すかさずドアポケットに入っていた、かれこれ20年前の、幼い子どもたちと一緒に聴いていたウルトラマン・シリーズのCDを取り出し、それを大音量でかけたのは助手席の妻だった。

♪チャカチャーン、チャカチャチャチャチャ……、渦巻く炎がうなりをたてて~(中略)名づけてウルトラ警備隊!

1950年代のクライスラー・インペリアルがベースとおぼしきでっかいポインター号のレプリカ(たぶん)に並んで、この歌をポインターのドライバーに聴かせてあげよう。運転する私はそう思った。ポインター号はエアコンが使えないのか、窓を開けていたから、幸いである。

四街道へ向かう一般道は無情にも1車線になってしまい、それはかなわなかったのだけれど、四街道周辺の緑と日本家屋に囲まれた狭い街道を走るポインター号を見ながら、「白昼夢のようだ」と、筆者は思ったのだった。

確認したかったのは、ポインター号の乗員がウルトラ警備隊の制服を着ているかどうかだったけれど、確認できなかった分、想像が広がる。あれはモロボシ・ダンとアンヌ隊員が乗っていたのだ。

余談が長くなった。レクサスNXである。NXはポインター号に較べれば、そうとうフツーである。トヨタ「C-HR」という新手が増殖しているのもある。すっかり見慣れた。そのNXにさる4月、何度目かの一部改良が施された。ここにご紹介する新型NX300はそれである。

もっとも、その一部改良は予防安全システムのアップデートが主で、エクステリアは変わっていない。いつもの見慣れたNXである。ところが、ドアを開けるとビックラポン。ランボルギーニ・ウルスもかくやである!

試乗車は“F SPORT”専用ブラック&アクセントマスタードイエローというインテリアだった。ブラックとイエローのコントラストが効いている。これはイイ。

マスタードイエローの外装色だったら、もっといいのに……と思ったけれど、そんなド派手な色は売れない、ということなのでしょう、カタログを見てもボディ色に黄色の設定はない。ま、NXはランボルギーニではないのだから、ごく真っ当な判断だと申しあげるほかない。

走り始めると、細かい振動があって、う~む……という印象を受けた。第一印象はさほどでもなかった。ふたたびところが、である。もうちょっと走ってみると、これがいいのである。

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最終更新:7/9(火) 21:25
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