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中華系が日本に駆け込む「意外な理由」

7/10(水) 5:00配信

商業界オンライン

  整形といえば、アジアでは韓国、欧米ではアメリカを思い浮かべる人が多いだろう。中国本土に行くと、眉毛だけ異様に濃い女性(=眉だけアートメイクを施している人)がいるが、これは中国では眉の薄い女性は幸せになりにくいといわれているから。そういう意味では、中国人は整形に関しての精神的ハードルは日本人より低いといえるだろう。

 そうした中、生活水準が上がるにつれ、美の追求も強くなり、最近、中華系の人々を中心に韓国に整形に行くのではなく日本に来る人が増えている。日本の美容整形業界をリードしてきたサフォクリニックの白壁雷太最高経営責任者(CEO)に話を聞いた。

日本の美容整形の市場規模は推計で3740億円

 日本の美容整形の市場規模について実は正式な統計のようなものはあまりなかった。日本美容外科学会(JSAPS)は社会からの理解と信頼を深めるため2017年1月1日から12月31日まで「第1回全国美容医療実態調査」を行い、その結果を2019年2月1日に発表した。

 調査対象3656院のうち521院から回答を得た結果、「全美容施術数」は160万3318件だった。うち「外科的手術」は27万8507件で、内訳は「顔面・頭部」が21万7163件、「乳房」が1万4523件、「躯幹、四肢」が4万6821件だった。一方、「非外科的施術」は162万5391件で、内訳は「注入剤」が71万368件、「顔面若返り関連」が41万8790件などとなっている。

 もう少し細かく見てみよう。「顔面・頭部」での具体的な施術では「まぶた形成手術」の14万9861件が最も多く、「鼻形成」が2万9377件、「フェイスリフト手術」が2万7608件と続いた。「乳房」では「豊胸術」が1万1486件、「躯幹、四肢」では「腋臭症手術」が3万3211件をなった。

 JSAPSでは、得られたデータから未回答部分を含めた「推計手術数」を計算し、「手術」は42万5653件、「非手術」は278万1426件と合計で320万7079件になると算出した。市場規模は手術治療が1378億円、非手術治療が2363億円の合計3740億円になるだろうとしている。

 ここで世界における日本の美容医療について見てみると、国際美容外科学会(International Society of Aesthetic Plastic Surgery/ISAPS)が2018年11月に発表した2017年の統計によると(JSAPSが集計した数字とは異なる)、日本の施術数は167万8610件で世界全体の施術数の7.2%を占め、第3位だった。トップは431万180件のアメリカで18.4%、2位は242万7535件のブラジルで10.4%だった。

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最終更新:7/11(木) 17:06
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