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うんちが白っぽく、嘔吐、腹痛。外科的手術が必要な赤ちゃんの先天性胆道拡張症

7/11(木) 19:05配信

たまひよONLINE

赤ちゃんの胃や腸は、機能や形態が未発達です。吐きやすく、粘膜が敏感なため、ウイルスや細菌に感染すると下痢を起こしがち。おなかの病気でいちばんの手がかりは、うんちの変化。
いつもと違うと感じたら、早めに対処することが大切です。生後0ヶ月~3歳ごろまでの赤ちゃんが、かかりやすい病気の症状やホームケアをまとめました。

赤ちゃんの病気 先天性胆道拡張症(せんてんせいたんどうかくちょうしょう) って?

生まれつき胆汁の通り道が変形している先天性の病気。肝硬変などを防ぐため、外科的手術が必要です。

【先天性胆道拡張症の主な症状】
・嘔吐
・腹痛
・発熱
・皮膚が黄色い
・うんちが白っぽい

【先天性胆道拡張症になりやすい月齢・年齢】
先天性

【先天性胆道拡張症になりやすい季節】
通年(春・夏・秋・冬)

赤ちゃんの先天性胆道拡張症 こんな病気

■胆のうの管が拡張し、嘔吐、腹痛などを発症します。肝臓で作られた胆汁を排泄する胆道の一部が拡張し、腹痛、嘔吐、発熱を繰り返す病気です。

膵管と胆道は十二指腸の壁内で合流し、括約筋によって内容物が逆流しないようになっています。ここに異常があると逆流を防げず、膵液が胆道に流入します。膵液は胆汁と出合うと活性化し、タンパク質の分解酵素が胆道壁に障害を与え、胆道が拡張してしまいます。
症状が長期にわたると、胆道の拡張が増し、腹部に腫瘤ができたり、胆汁の排泄が悪くなって黄疸が現れることもあります。
胆汁の流れが悪くなり、便にも胆汁が混ざらなくなるため白っぽい便が出ます。

赤ちゃんの先天性胆道拡張症 治療

■拡張した胆道を切除する手術が必要です先天性胆道拡張症が疑われたら、膵胆管合流異常が原因と考えられることから、手術が必要になります。
慢性化して胆管炎、胆石、胆道がんなどの合併症を起こす前に、拡張した胆道を切除し、腸管を利用した新しい胆汁の通り道を作成し、膵液の流れと分ける分流手術を行います。

監修:横田俊一郎 先生
横田小児科医院 院長
東京大学医学部付属病院小児科に入局、社会保険中央総合病院(東京都新宿区)
小児科部長などを経て、1993年より神奈川県小田原市で開業。外来診療を中心に、ありふれた病気、健康増進のための医学、子育て支援をテーマに勉強を続けています。

●イラスト/ヌガトモコ

▼参照:『最新!赤ちゃんの病気新百科』
※表記している、月齢・年齢、季節、症状の様子などはあくまで一般的な目安です。
※この情報は、2019年4月のものです。

たまひよ ONLINE編集部

最終更新:7/11(木) 19:05
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