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花王のCO2削減目標がSBT認定「社会全体低炭素に」

7/11(木) 11:59配信

オルタナ

花王はこのほど、2030年に向けた同社のCO2削減目標が、温暖化防止に向けた企業の目標を科学的に評価するSBT(Science Based Targets)イニシアチブに認定されたと発表した。認定企業は5日時点で世界575企業、日本国内では78企業だ。同社は4月に策定したESG(環境・社会・ガバナンス)戦略「キレイライフスタイルプラン」のなかで、2030年に向けて2017年に比べCO2を22%削減する目標を掲げており、この「脱炭素」目標がSBTに認定された。(オルタナ編集部=堀理雄)

SBTイニシアチブは、世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べ2度未満にするパリ協定の基準に、科学的に整合しているかを認定するもの。同協定では2度を大幅に下回り、1.5度未満を追求する目標を求めている。

イニシアチブでは温室効果ガスの排出に関して、事業者自らの直接排出(スコープ1)、供給された電気や熱使用に伴う間接排出(スコープ2)、それ以外の事業者活動に関連する排出(スコープ3)と区分し、サプライチェーン(供給網)を通じた削減目標を求めている。

花王は、製品の調達から製造、使用、廃棄まで含めたライフサイクルを通じたCO2の削減を進めてきた。キレイライフスタイルプランによれば、「開発・生産・販売」段階でのCO2排出は全体の9%であるのに対して、「原材料調達」段階は38%、「使用」段階は39%と算出している。

CO2排出の8割を占める「調達」と「使用」はともに「スコープ3」に該当し、サプライチェーン全体で排出削減に取り組む重要性が分かる。

花王広報部の磯場恵美氏は「花王では10年前から、国際環境NGOのCDPが実施するサプライチェーンプログラムに参加し、環境情報開示などを行ってきた。こうした取り組みを通じて、取引先の事業者にもCO2排出削減の課題について注目してもらいたい」と話す。

また同プランではCO2排出削減に関して、顧客やビジネスパートナーと協働して取り組むだけでなく、行政や他社が推進する活動への賛同など「社会といっしょにeco」を進めることを目指すとしている。

同社ESG部門 活動推進部の柴田学マネージャーは、「パリ協定の目標を達成するためには、花王のサプライチェーンだけでなく、社会全体が低炭素になることが必要。花王の持つ技術もオープンにするなど他社と協働しながら、ムーブメントを起こしていきたい」と話した。

最終更新:7/11(木) 11:59
オルタナ

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