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熱中症が危険視される夏の甲子園「ドーム球場で開催すべき」が7割

7/11(木) 6:50配信

@DIME

いよいよ夏がやってくる。気温と共に高まるのが、熱中症の危険性だ。

記録的酷暑に見舞われた昨年は、屋外で行う部活動のリスクが指摘されたり、日傘男子が流行の兆しを見せたりしていたものだが、2019年現在、世間の人たちは熱中症に対してどのような認識を持っているのだろうか?

そこで今回、全国の15歳-69歳の男女1,000名(全回答者)を対象にした「熱中症に関する意識・実態調査」の結果が発表されたので、紹介していきたい。※グラフありの元記事は下記同タイトルをクリックすることで見ることができます

酷暑によりさまざまなシーンで熱中症リスク高まる! 4人に1人が「スポーツ観戦中」に熱中症の危険性を意識
全国の15歳-69歳の男女1,000名(全回答者)を対象に、熱中症を意識するのはどのようなときか尋ねる調査が行われたところ、「屋外でスポーツ・運動をしているとき」(46.5%)が最も高く、次いで「屋外のイベント(フェスなど)に参加しているとき」(35.1%)、「屋外(公園、遊園地、プール・海など)で遊んでいるとき」(32.9%)、「スポーツ観戦をしているとき」(26.3%)となった。屋外での活動やスポーツ観戦の際に、熱中症を意識するという人が多いようだ。

一方で、「寝ているとき」(11.9%)、「職場・学校にいるとき」(11.8%)、「家事をしているとき」(10.4%)、「入浴しているとき」(10.4%)はいずれも10%程度と低くなっている。

消防庁によると、熱中症の40%は住居内、18%は仕事場や学校で発生している※。屋内外によらず、気温や湿度などを把握し、適切な熱中症の予防策を取ることが求められる。

※消防庁『平成30年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況』より。なお、「住居」には敷地内全ての場所を含み、「仕事場」からは、田畑や森林、海、川等が発生場所となっている割合は除いている。



次に、熱中症を意識することがある人(864名)を対象に、熱中症を意識するようになったきっかけを尋ねる調査が行われたところ、「熱中症に関するニュースを見た」(56.6%)が最も高く、次いで「昨年の夏が酷暑だった」(45.4%)、「熱中症に関する注意を呼びかけられた」(25.8%)となった。



「自分が住んでいる自治体による“熱中症に関する注意喚起”を認知している」全体の49%
全回答者(1,000名)を対象に、自分が住んでいる自治体が、熱中症に関する注意喚起を行っているか尋ねる調査が行われたところ、「行っている」は48.8%となった。

多くの自治体が、住民に対して熱中症や熱中症対策に関する情報を発信し、熱中症に関する注意喚起を展開しているが、認知率が半数を下回る状況であることが明らかになった。



自分が住んでいる自治体が、熱中症に関する注意喚起を行っていると回答した人(488名)を対象に、その自治体でどのようにして熱中症に関する注意喚起が行われているか尋ねる調査が行われたところ、「パンフレット・リーフレットの配布」(34.8%)が最も高く、「広報誌に記載」(31.4%)、「ポスターの掲示」(27.3%)が続いた。

地方別にみると、「テレビ・ラジオでの情報発信」は北海道・東北(35.8%)、「防災無線・公用車での放送」は関東(33.5%)、「ポスターの掲示」は近畿(40.0%)が、それぞれ他の地方と比べて高くなっている。





熱中症の危険度に関する判断材料は? 「テレビの天気予報」が79%と最多
全回答者(1,000名)を対象に、どのような情報から熱中症の危険度(その日の熱中症のなりやすさ)を判断しているか尋ねる調査が行われたところ、「テレビの天気予報」が79.0%と最も高くなっていた。

次いで「天気予報サイト(アプリ含む)(ウェザーニュース、日本気象協会tenki.jpなど)」(23.6%)、「ポータルサイトの天気情報(アプリ含む)(Yahoo!天気、goo天気など)」(17.0%)、「身の回りの計測器(温度計、温湿度計、熱中症計など)」(10.4%)という結果に。天気予報を熱中症の危険度の判断基準にしている人が多いようだ。



また、熱中症にならないために気にしている(注意を払っている)項目を尋ねる調査が行われたところ、「気温」(67.3%)が最も高く、次いで「天気(晴れ・曇り・雨など、気温や湿度を除く)」(59.5%)、「日差し」(41.5%)、「湿度」(36.8%)、「輻射熱(地面や壁からの照り返し)」(10.9%)、「暑さ指数(WBGT)」(4.7%)となった。

熱中症は気温が高くなくても湿度が高い場合に多く発生している。気温・湿度・輻射熱を取り入れた指標である暑さ指数(WBGT)を把握することで、熱中症発症の危険度を知ることができるが、暑さ指数(WBGT)に注意を払っている人は全体の5%にとどまった。



全回答者(1,000名)を対象に、“暑さ指数(WBGT)”を知っていたか尋ねる調査が行われたところ、「知らなかった」は58.0%となった。

他方、「名前は聞いたことがあった」は30.2%、「どのような指標か知っていた」は11.8%という結果に。

ちなみに、“暑さ指数(WBGT)”の把握には、気温と湿度に加えて、輻射熱の影響を測定できる「黒球式」と呼ばれる屋外対応の機器(黒球式熱中症指数計など)を使用する必要がある。



“熱中症経験あり”と自覚する人は全体の22%にとどまるが、実際の熱中症発症経験率は77%に上る恐れあり
“熱中症になったことがある”と自覚している人は、どのくらいいるのだろうか。全回答者(1,000名)を対象に、自身が熱中症になったことがあるか尋ねる調査が行われたところ、「ある」と回答した割合は22.3%となった。

性年代別にみると、10代女性では41.0%と高く、50代女性では9.6%、60代女性では10.8%と低くなっている。



一方で、全回答者(1,000名)を対象に、暑さによって引き起こされたからだの不調で自覚したことがある項目を選んでもらう調査が行われたところ、「めまい・立ちくらみ」が最も高く45.5%、次いで「からだのだるさ」が31.9%、「喉の異常な渇き」が26.7%となった。

何らかの不調を自覚したことがある割合は全体の77.0%となり、“熱中症になったことがある”と自覚している人の割合を大幅に超える結果となっていた。



ここで、“熱中症になったことがない”とした人(777名)の回答をみると、熱中症の初期症状である「めまい・立ちくらみ」が37.3%、「からだのだるさ」が27.8%、「顔のほてり」が24.1%となり、熱中症の症状に該当する何らかの不調を自覚したことがある割合は70.4%となっていた。

このことから、“熱中症になったことがない”とした人においても、実際には熱中症の症状かそれに近い症状を経験している恐れがあることが判明。

重度の熱中症を防ぐには、暑さなどにより引き起こされる熱中症の症状を把握し、初期症状を自覚したらすぐに処置をすることが大切だ。







過信は禁物! 5人に1人が「熱中症にならないという自信がある」
全回答者(1,000名)を対象に、“熱中症にならない”という自信があるか尋ねる調査が行われたところ、「ある」は20.4%、「ない」は79.6%となった。

「ない」と答えた人の中には、熱中症の対策を十分に行っていて、自信がある人が含まれると推察できる一方で、周囲の環境にひそむ熱中症を発生させる危険性を甘く見たり、自分の体力や体調を過信したりしている恐れがある人もいると考えられる。

暑さ指数(WBGT)が非常に高い環境下、熱中症発症の危険度を知ることなく、適切な熱中症対策をしない場合、誰でも熱中症を発症する危険性がる。

“熱中症にならない”と過信している場合、熱中症の症状かそれに近い症状になっていることに気付かず無理をしてしまい、重篤な症状に至るリスクがあると考えられる。



「暑い時期に熱中症対策を行っている」全体の73%
全回答者(1,000名)を対象に、暑い時期に熱中症対策を行っているか尋ねる調査が行われたところ、「行っている」は73.4%となった。多くの人が熱中症対策を行っているようだ。



熱中症対策を行っている人(734名)を対象に、どのような対策を行っているか尋ねる調査が実施されたところ、「水分をこまめにとる」が85.7%と最も高くなっていた。次いで「扇風機・エアコンを使用」が54.8%、「涼しい服装をこころがける」が52.7%という結果に。

汗をかくと、水分だけでなくミネラルも排出されるため、長時間の労働やスポーツなどで大量の汗をかいた際には熱中症予防のために水分だけでなく塩分(ナトリウム)を摂取することが重要とされているが、「塩分補給をする」は42.6%と、水分補給と比べて実行している人の割合が低くなっていた。

熱中症の危険度は、ごく近い場所でも輻射や気流などによって異なるが、「熱中症計の使用」は4.6%となり、黒球式熱中症指数計などの計測器を使用して自分が身を置く場の暑さ指数(WBGT)をはかって、熱中症を発症する危険性を確認している人は現時点では少数にとどまっていた。

熱中症の発症は、個人の体力や健康状態によっても異なる。「睡眠をしっかり取る」は28.1%、「食事に気をつける」は19.6%、「暑さに慣れておく」は12.5%と、体調管理に気をつけることを意識する人は多くないようだ。

男女別にみると、「日傘を使用」は男性4.1%、女性47.0%と、女性のほうが42.9ポイント高くなっていた。男性は日傘をさすことを敬遠してしまう傾向があるようだ。環境省では、熱中症対策のために男女問わず日傘を活用するよう呼びかけており、今後男性にも日傘の使用が広まるかもしれない。





「熱中症について、症状や対応・処置などを学んだことがある」10代の62%、60代では26%
全回答者(1,000名)を対象に、熱中症になったときの対応・処置を知っているか尋ねる調査が行われたところ、「知っている」は51.8%となった。年代別にみると、60代が62.0%で最も高くなっている。



熱中症について(症状や対応・処置などを)学んだことがあるか尋ねる調査が行われたところ、「ある」は38.9%だった。

年代別にみると、10代では62.0%に上ったが、年代が上がるにつれて低くなり、60代では25.9%という結果に。近年、熱中症の原因や症状、対処方法などに関する詳細な情報が提供されるようになっている。

そのため、若い世代では、熱中症について詳しく学ぶことができたケースが多いと推察される。その一方で、60代では、対応や処置について知っていると回答した人は多かったものの、学んだという項目では他の年代と比べて少なくなっていた。



「熱中症になりそうな暑い日でも、仕事ではスーツを着用するべきだと思う」20代男性の4人に1人
労働環境や日常生活において、どのようなシーンに熱中症のリスクが隠れているのだろうか。

全回答者(1,000名)を対象に、熱中症になりそうな暑い日でも、仕事ではスーツを着用するべきだと思うか尋ねる調査が行われたところ、「思う」は8.6%となった。
性年代別にみると、20代男性では「思う」が22.9%と高くなっていた。

若年男性には、暑い日でも我慢してスーツを着なければならないと考える人や、そのような環境下に置かれている人が少なくないようだ。



次に、有職者(576名)を対象に、仕事中に熱中症の症状がみられた場合、作業を中断し、休憩できるか尋ねる調査が行われたところ、「できない」は20.8%となり、5人に1人が熱中症の症状があっても休憩できないと回答した。忙しさや周りへの遠慮からか、体調に異変を感じても休憩を取れない人がいるようだ。



また、全回答者(1,000名)を対象に、暑い日はプールで遊んでいれば熱中症の危険はないと思うか尋ねる調査が行われたところ、「思う」は7.4%となった。水の中にいても熱中症になる危険があるが、そのことを正しく理解していない人がいることが分かった。





「暑い時期は子どもの熱中症が心配」親の88%
幼稚園・保育園児から高校生までの子どもがいる親(401名)を対象に、暑い時期に子どもの熱中症が心配か尋ねる調査が行われたところ、「心配している」は87.8%となった。親の大多数が、子どもの熱中症を心配していることが明らかに。



次に、休日に家庭で行っている子どもへの熱中症対策は十分か尋ねる調査が行われたところ、「十分だと思う」は52.4%、「十分ではないと思う」は47.6%と拮抗する結果に。休日の熱中症対策が十分にできていないと感じている親は少なくないようだ。



子どもが熱中症になったことがあるか尋ねる調査が行われたところ、「ある」は14.2%となった。運動部(学校内外の運動クラブを含む)への所属状況別にみると、子どもが運動部に所属している親では21.3%、所属していない人では9.3%と、運動部に所属している子どものほうが熱中症の経験率が高くなっていた。



「学校の先生は熱中症の知識を持っていると思わない」親の32%が不安視
子どもが通う学校での熱中症対策については、どのように感じているのだろうか。

幼稚園・保育園児から高校生までの子どもがいる親(401名)を対象に、子どもが通う学校(または保育園・幼稚園)は熱中症対策をしていると思うか尋ねる調査が行われたところ、「思う」は68.1%、「思わない」は31.9%となった。

対策をしているという回答のほうが多かったものの、学校の熱中症対策に不足を感じている親は少なくないようだ。



また、子どもが通う学校(または保育園・幼稚園)の先生は熱中症の知識を持っていると思うか尋ねる調査が行われたところ、「思う」は67.6%、「思わない」は32.4%となった。親の32%が、先生の熱中症知識が十分ではないと考えていることが明らかに。





「部活動の指導者は熱中症の知識を持っていると思わない」運動部に所属する子どもの親の5人に1人
子どもが運動部(学校内外の運動クラブを含む)に所属している親(164名)を対象に、子どもの部・クラブの活動(以下部活動)の顧問・指導者が熱中症の知識を持っていると思うか尋ねる調査が行われたところ、「思う」は79.9%、「思わない」は20.1%となった。

運動部に所属する子どもの親の20%は、指導者の熱中症知識が十分ではないと考えているようだ。



また、子どもが所属する部・クラブは、暑さで体調が悪くなったとき、体調不良を言い出せる環境にあると思うか尋ねる調査が行われたところ、「思う」が94.5%となった。



子どもの部活動の顧問・指導者は熱中症の危険度が高い日でも無茶な練習を続けると思う尋ねる調査が行われたところ、「思う」は34.1%、「思わない」は65.9%となった。



「熱中症の危険度が高い日は部活動を休んでほしい」運動部に所属する子どもの親の77%
子どもが運動部(学校内外の運動クラブを含む)に所属している親(164名)を対象に、熱中症の危険度が高い日は子どもに部活動を休んでほしいと思うか尋ねる調査が行われたところ、「思う」は76.8%となった。多くの親が、熱中症の危険を避けるために休ませたいと考えているようだ。



子どもが所属する部・クラブでは、熱中症の危険度が高い日は活動を禁止するといったルールがあるか尋ねる調査が行われたところ、「ある」は46.3%、「ない」は53.7%となり、ルールがないという回答のほうが多くなっていた。



熱中症の危険度が高い日は部活動を禁止するといったルールを作る必要があると思うか尋ねる調査が行われたところ、「思う」は79.3%と、親の大半がルール化を重要視していることが明らかに。

日本スポーツ協会では「熱中症予防のための運動指針」として、暑さ指数(WBGT)28以上は「厳重警戒(激しい運動は中止)」、31以上は「運動は原則中止」と定め、WBGTを表示する黒球式熱中症指数計の使用を推奨している。気温・湿度・輻射熱を取り入れた指標であるWBGTによる制限など、何か明確なルールを設けることが必要ではないだろうか。





「塩分補給ができるスポーツドリンクを推奨」子どもが所属する運動部の77%
幼稚園・保育園児から高校生までの子どもがいる親(401名)を対象に、子どもが通う学校(または保育園・幼稚園)ではスポーツドリンクの持ち込みが許可されているか尋ねる調査が行われたところ、「許可されている」は49.1%、「許可されていない」は50.9%と、拮抗する結果となった。



また、子どもが運動部に所属している親(164名)を対象に、子どもが所属する部・クラブでは、スポーツドリンクのような塩分補給ができる飲み物の持参が推奨されているか尋ねる調査が行われたところ、「推奨されている」は77.4%、「推奨されていない」は22.6%となり、推奨されているという回答が多くなっていた。



“夏の甲子園”に対する意識 「選手が熱中症にならないか心配」87%、「観客が熱中症にならないか心配」86%
夏季には運動部の大会が多数開催される。中でも全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)はテレビ中継され、注目度が高い大会の一つだ。

全回答者(1,000名)を対象に、全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)について、選手が熱中症にならないか心配と思うか尋ねる調査が行われたところ「そう思う(計)」(「非常にそう思う」「ややそう思う」の合計、以下同じ)は86.5%となった。多くの人が、炎天下でプレーする高校球児の体調を心配しているようだ。

観客が熱中症にならないか心配と思うか尋ねる調査が行われたところ、「そう思う(計)」は86.1%という結果に。甲子園の観客は強い日差しが照りつけるスタンドで長時間応援を続けている。観客の熱中症を心配している人が多いようだ。



夏の甲子園での熱中症対策について、どのように考えている人が多いのだろうか。

熱中症の危険度が高い日は、試合を中止にするべきと思うか尋ねる調査が行われたところ、「そう思う(計)」は77.3%となった。また、ドーム球場で開催するべきは「そう思う(計)」が70.0%、開催時期を秋などに変更するべきは「そう思う(計)」が71.9%という結果に。多くの人が、熱中症予防のために試合を中止することや、開催場所・開催時期を変更することを妥当だと考えていることが分かった。



※タニタ調べ

≪調査概要≫
◆調査タイトル :熱中症に関する意識・実態調査2019
◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
全国の15歳-69歳の男女
◆調査期間 :2019年5月23日-5月24日
◆調査方法 :インターネット調査
◆調査地域 :全国
◆有効回答数 :1,000サンプル
◆実施機関 :ネットエイジア株式会社

出典元:株式会社タニタ

構成/こじへい

@DIME

最終更新:7/11(木) 6:50
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