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【若手女性起業家】朝はバラ栽培、昼は営業、夜はバイト…苦しい日々を乗り越えられた理由

7/11(木) 16:10配信

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ROSE LABO代表、田中綾華さん(26歳)は、バラ専門の農家として、バラの常識を覆し、難しい新種の開発にも成功。世界に認められ、今、最も注目される若手女性起業家として活躍しています。でも、ここにたどり着くまでには、紆余曲折がありました。起業して間もない頃、田中さんを襲った“悪夢”とは……?

大切に育てたバラが、全滅しちゃった……

最初は、私と母とパートさん1人の3人だけで、小さなハウス1棟を使ってバラの栽培を始めました。

朝から3人で農作業をして、パートさんにバラの世話をしてもらっている間に私は営業、母は事務的なことをやるという作業分担でした。

悲劇は、栽培を始めて半年くらい経った頃に起こりました。なんと、バラを全滅させちゃったんです! 自分のスキルがすべて作物に影響するのが、農家という厳しい世界。一ミリの甘えも許されないんです。

当時の私には、知識も経験もまだまだ少なかった……。たった2年弱勉強しただけで、「私は農家になった」と調子に乗っていたのだと思います。

全滅した時は……、本当に、本当に苦しかったですね。毎日手をかけて一生懸命やってきたのに、なんで? なんで? なんで?って。

一緒に働いてくれているパートさんの悲しそうな背中を見るのも情けないし、何より本当に悔しくて。そして、バラに対して申し訳なかったです。

受注を一件も取れず、駅で一人悔し泣き

しかも会社ってビジネスなので、毎月経費などの出費はあるのに、バラが咲かなければ私たちは売るものがないんですよ。だから、どんどん赤字になる。

全滅する前にわずかに咲いていたバラだけでも売り込もうと、都内まで2時間かけて毎日通い、営業しました。

ただ、当時は食用バラってまだ全然知名度がなくて。「バラを食べて、お腹いっぱいになるの?」と意地悪を言われることもありました。

アポを取って訪問しているのに、若い女のコというだけで「信用できないから、もう帰って」と追い返されたことも。

でも、深谷では母とパートさんが一生懸命バラを育てて待ってくれている。一件も受注を決められずには農園に帰れなくて、深谷の駅のホームで一人、悔し泣きすることもありました。

「パートさんもバラも、全員幸せにする」と自分自身に誓ったのに、私、何にもできていない。全部、私の責任だ、って……。

その時期、取引先やパートさんへの支払いができなくて、夜は居酒屋で朝までアルバイトをしていました。毎日1、2時間しか寝ていなかったんです。

しかも、朝は農園で力仕事。だからもう、ヘトヘトで。そういう生活が半年くらい続いたかな。

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最終更新:7/17(水) 11:08
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