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「営業妨害だ!」と言われてもクチコミを消さなかった理由

7/11(木) 16:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

事実に基づいた口コミさえ「消してほしい」と…

クチコミをめぐって想定以上のお叱りを受けてしまったのが、ウエディングパークの創業当時でした。今でこそ、SNSやブログ、さらには飲食や物販などでも個人が自由に投稿できるさまざまなサービスもあって、クチコミは当たり前に捉えられていますが、当時はまだそうした空気がありませんでした。これが、トラブルの種になったのです。

振り返って考えてみて、なんと厳しいことだったのかと思うのは、有料契約をしている「お客さま」ではない結婚式場から、厳しいお叱りを受けていたことです。中には、電話で激しく罵倒されることもありました。

広告でお金を頂戴しているお客さまからお叱りを受けるのであれば、仕事として、あり得ることです。僕はキーエンスでもサイバーエージェントでも営業の仕事をしていましたので、お客さまからのお叱りに対応することはしばしばありました。しかし、このときはお金を頂戴しているわけではないお客さまから、驚くようなお叱りを受けたこともありました。

これは後に書きますが、誹謗中傷以外で「柱が邪魔になって新郎新婦が見えにくい」「カーテンがとても古びていてイメージが悪かった」「徒歩5分と書かれていたけど、とても辿り着けないほど遠かった」といった事実に基づくクチコミは、結婚式を挙げたカップルの感想であり、こういうクチコミこそ共有すべきだと思っていたのです。

しかし、結婚式場からすれば、「そんなことを勝手に書くなんて営業妨害だ」の一点張りでした。「消さないと、営業妨害で訴える」と言われたこともありました。

しかし、「クチコミを消します」とは絶対に言いませんでした。クチコミを消すかどうかは結婚式場側の権利ではなく、メディア運営側の権利だからです。法的に、僕たちの規約の中でやっている、と押し通しました。「ご意見はよく分かりました。しかし、消せません」と僕は言い続けました。

「もうお前たちとは今後、絶対に付き合わない」と絶縁宣言されたこともあります。「広告は絶対に出さない」と出入り禁止を宣言されたこともありました。困ったのは、広告費を支払っていただいていた結婚式場に、あまりうれしくないクチコミが入り、「このクチコミを消さないと取引を打ち切る」と言われたり、「このクチコミを消してくれたら、広告出稿してもいい」という言い方をされたりしたことです。

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最終更新:7/11(木) 16:00
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