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「営業妨害だ!」と言われてもクチコミを消さなかった理由

7/11(木) 16:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

一心に考えたのは、結婚するカップルに役立つビジネス

あるとき、創業者の一人で営業の責任者をしていた役員に、

「日紫喜さん、このクチコミ、ウソを書いていると言われたよ。だから、消してほしい」

営業としては、もちろん新規顧客の獲得はうれしい。それは分かりますが、だからといって、言われるままにすべて信じる、というのも問題です。実際、僕は自分でクチコミを承認していました。僕はそのクチコミは事実だと思っていたので、役員とは衝突することになり「無理です」と伝えて終電で帰りました。すると翌朝、電話に「もう一度検討してほしい。消してほしい」と貼り紙がされていました。しかし、僕は譲りませんでした。一件のクチコミを巡って社内で対立し、ますます険悪なムードが広がってしまいました。

僕を支えていたのは、結婚式を挙げるカップルに絶対に役に立てる、というクチコミ情報サイトへの強い共感でした。お叱りを受け、社内でも叱られ、自分のやっていることが本当に正しいのか、迷うこともなかったわけではありません。

しかし、正しいことをやっているという信念がありました。例えば、自分の子どもがウエディングパークで結婚式場を探す、となったとき、「こういうクチコミはありがたい」「こういうクチコミが見たかった」というサイトにしないといけないと思ったのです。

実際、後に少しずつ増えていく社員たちに伝えていたのは、「自分の家族や子どもが使いたいと思えるか」ということでした。正しいことをして役に立つ。自分が本当に信じられることをやり続ける。それこそが、考えるべき唯一のことだ、と。

「そんなに意固地にならなくても」「消してしまえば広告が入って儲かる」「もっとうまくいくビジネスモデルもあるはず」・・・。そんな声が聞こえてくることもありました。他の新規事業の責任者から、「なんだか日紫喜君はいつもキツそうだよね。いつも怒られて、げっそりしているけど、大丈夫?」などと言われたこともありました。

しかし僕は、周囲が思うほどキツいと思わず、とにかくがむしゃらに毎日を過ごしていたのです。


日紫喜 誠吾

株式会社ウエディングパーク 代表取締役

日紫喜 誠吾

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最終更新:7/11(木) 16:00
幻冬舎ゴールドオンライン

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