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超ドル高で大逆転!? 日本の財政が破綻する瞬間、何が起きるか?

7/11(木) 7:12配信

幻冬舎ゴールドオンライン

積み上がる赤字国債、膨らみ続ける借金。日本の財政破綻はもう時間の問題…!? 多くの評論家や識者が悲観論を展開する日本の財政状況ですが、財政が破綻する瞬間にはどんなことが起きるのでしょうか。経済学の視点から考察してみましょう。塚崎公義教授の目からウロコの経済談義、連載第22回目です。

財政破綻の瞬間、「日本国債」が暴落する

財政が破綻するというのは、どういうことでしょうか。投資家たちが一斉に「日本政府は破産するだろうから、日本政府には金は貸さないし、貸してある金も返してほしい」といってくると、日本政府が借金を返せなくなって破産する、ということだとしましょう。

理屈の上では、日銀が紙幣を印刷して借金を全部返せばいいのでしょうが、それは超インフレを招くので禁じ手だ、ということにしておきましょう。

実際には、政府の借金は期限がありますから、国債の満期が来るまでは返済する必要がありません。したがって、満期が来た国債の分だけ日銀が紙幣を印刷して返済すればいいわけです。それだけなら大した金額ではありませんから。

そうなると、長期国債を持っている投資家は、「この長期国債が満期になる頃までには政府は破産しているだろう。一刻も早く換金してしまおう」と考えて国債を売りに出しますが、そんな国債を買おうという投資家はいないでしょう。

「非常に安い価格なら買ってもいい」という投資家(投機家?)に売るしかありませんから、たとえば額面100円の国債が30円くらいで売れるというイメージでしょうか。

財政破綻の直前、「超ドル高」になる

財政破綻の直前、もうひとつの大きな変化が起きるはずです。超ドル高です。日本政府が破産するとなると、日本政府の子会社である日本銀行が発行した紙切れである紙幣は、紙くずになるでしょう。それなら、どんなに高くても米ドルを買っておいた方がマシですから。

ここでもまた、ドルを円に替えたいという投資家はいないでしょうから、「1ドル300円なら売ってやる」といった投機家に頼んで売ってもらうしかなさそうです。

そうなると、日本人投資家も、多くは痛手を被るでしょうが、外国人投資家は本当に酷い目に遭います。

10ドル持って日本に来て、それを1000円に替えて額面1000円の日本国債を買って持っていた所、日本政府破産の噂が流れたので、額面1000円の国債を300円で売り、その300円を1ドルに替えて、本国に逃げ帰ることになるからです。

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最終更新:7/11(木) 7:12
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