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HIS、ユニゾTOBで狙う「ホテル王」への野望

7/11(木) 5:20配信

東洋経済オンライン

 「国内と海外のホテル事業を強化し、トップ10入りしたい。そのために、ユニゾホールディングスと提携し、協業関係を深めたい」

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 大手旅行会社エイチ・アイ・エス(HIS)の澤田秀雄会長兼社長はそう宣言した。

■買い付けプレミアムは56%上乗せ

 HISは7月10日、旧日本興業銀行系の不動産会社ユニゾホールディングスに対し、TOB(株式公開買付)を開始すると発表した。

 7月11日から8月23日までTOBを実施し、最大1375万株、発行済み株式数の45%を上限に買い集める。買い付け価格は7月9日の株価に56%上乗せした1株3100円で、総額427億円を投じる計画だ。

 ユニゾHDは「ユニゾ」ブランドのホテルを全国で25軒運営している。さらに、東京を地盤にユニゾブランドなどの賃貸オフィスを79物件保有、売上高の8割弱を賃貸不動産が稼ぎ出す。

 HISが狙いをつけたのが、このホテル事業だ。「当社のネットワークと販売チャネルを使えば稼働率を向上させられる。不動産取得やホテル開発などでも相乗効果が見込める」(HISの中谷茂・財務担当取締役)。

 HISは売上高の9割弱を占める旅行事業のほか、経営再建を果たした長崎のテーマパーク・ハウステンボスが収益を稼ぎ出していた。ところが、旅行事業はネット専業の旅行業者の攻勢を受ける状況で、ハウステンボスも熊本地震以降、集客に苦戦して利益が伸び悩んでいる。

 そこで進めるのが宿泊特化型の「変なホテル」に代表されるホテル事業の拡大だ。インバウンド観光客の増加を受けて、ホテル業界は市場の拡大を謳歌している。HISも従来から自社開発やM&Aで2023年までにホテルを100軒(稼働中33軒、建設中・交渉中34軒)に増やす方針を掲げていた。

 そこで狙いを付けたのがユニゾだった。HISによれば、ホテル事業の強化に乗り出した2014年以降、M&Aや提携先を模索し、2018年月中旬にユニゾHDに照準を定めた。

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最終更新:7/11(木) 5:20
東洋経済オンライン

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