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私が控訴を取り下げた理由と その夜に起きた一部始終   山田浩二

7/12(金) 19:43配信

創

言ってもないことで「調査」が確定した

 そんなひとり悪戦苦闘している中、その職員が私の居室前まで来て、滅灯後にもかかわらずフロアの全員に聞こえるようなデカい声で「おい! 時間やぞ! 早よペンを出せ!」と怒鳴ってきました。
 今思えば、ここで返納しておけばそれで終わっていたかも知れません。しかし、その怒鳴り声が気になって、なかなか区切れず、「ちょっと待って下さい」「もう少しだけ」と言って、うまく区切ろうとしていましたが、思えば思う程…という悪循環でした。
 また、その職員も黙って待っときゃいいのに「待たれん!」「早よせい!コラッ!」と注意指導以上の恫喝、威圧的な口調で私に言ってきました。急がされると余計に文面に集中出来ず、それでもなんとか区切りをつけれたので、あわてて「すいませんでした」と言ってペンを返納しました。
 この時、恫喝で急がされ職員の乱暴な言葉、威圧的な口調で、身の危険を覚える程でした。それがきっかけで私のパニックモードが入ったのかも知れません。
 けれどペンを無事返納し、もう用無しのはずなのに、その職員がいきなり私に向かって「おい、誰に『偉そうに言うな、あほ』って言ってるんや」「あほって誰に言ってるんや」「おい聞こえてるのか? もう一回言ってみろ」等と、滅灯後の静かな時間帯を、まるで世界中に響く程の大声で私に言ってきました。
 最初は言っている意味が理解出来ず「何すか?」と聞き返してましたが、先に変なスイッチの入った職員が「誰に『偉そうに言うな、あほ』って言ってるのか聞いてるんじゃ」等と言って、ようやくこの職員が言っている意味を理解し「そんなん言ってない」「落ち着いて話を聞いて下さい」等と返答しました。でも「嘘つくな、さっき『偉そうに言うな、あほ』」と言ったやろ」「誰に言っとるんじゃ」と聞く耳持たず。「こんな時間に面倒臭い地雷を踏んでしまった」と思いました。
 でもここで挑発に乗ってしまうと、とり返しのつかないことになるので「『あほ』なんて言ってないですよ」と伝え、あとはシカトして、今私がしないといけない事をしていました。
 するとその鬼軍曹は1人でブツブツ言いながらどこかに行きましたが、そのブツブツを電話で上司に報告していた事を知るのは、その数分後でした。私がひととおり用事を済ませて寝ようとすると、その鬼軍曹の上司みたいな人が私の居室前に来て、私に「さっき職員さんに『えらそうに言うな、あほ』って言ったやろ。その件で調査にする」と一方的に言われました。
 その時の私の頭の中は「?」でしたが、さすがにその職員の言葉を理解し、「ちょっと待って下さいよ。私はそんなこと言ってませんから、調査はやめて下さい」と訴えました。でもその職員は「言いたいことがあったら調査に来た職員に言いなさい」との一言でした。
 私も初犯と違いますし、その後の調査で「言った、言ってない」のやり取りとなり、最終的に職員の報告が正しいとなって、収容者が被害を被ることになるのは目に見えています。そうなれば真っ先に虚偽の申告だの因縁をつけられ懲罰になるので、それだけは阻止しなければと思いました。
「話聞いて下さい」「職員にあほなんて言う訳ないでしょ?」「調査はやめて下さい」と必死で訴えましたが「就寝時間中だ、静かにしろ」「言いたいことは調査に来た職員に言いなさい」と、まともに話を聞いてもらえませんでした。私もここで引く訳にはいかないので、しばらくやり取りが続きましたが、結局は私の言い分を聞いてもらえず、居室から去って行き、私の調査が確定しました。

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最終更新:7/25(木) 19:36

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