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ニッポンの公道でも必要? クルマに装着されているエアロパーツに意味はあるのか

7/12(金) 6:21配信

WEB CARTOP

レーシングカーのような安定性ではなく静粛性を狙ったパーツも

 ドレスアップは別として、エアロパーツには大別して3つの効果が考えられる。

・ダウンフォース
・整流による空気抵抗の低減
・冷却性の向上

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 しかし、相手が空気だけになかなか効果が確認しづらい上に、空気の力は速度の二乗に比例するので、走行速度が低い状態では、その恩恵がわかりづらい……。

 一般的に本格的にエアロパーツが効果を発揮するのは、時速100km前後からと言われているが、速度の二乗に比例するということは、時速50kmの場合でも、時速100kmで走っているときの1/4はメリットがあるということ!

 ダウンフォースを稼ぐ、スポイラーやウイングなどは、低速域だとそもそもネックになるはずのリフトフォース自体が小さいので、ほとんど恩恵は得られないが、整流させるためのエアロは、空気抵抗を減らし、静粛性の向上に役立っているものも多い。

 たとえば、前後のタイヤの直前についている、小さな整流版=「ストレーキ」。

 これはタイヤに直接当たる走行風を左右に分散させ、ホイールアーチ内の圧力さげ、空気抵抗を減らすとともに、ノイズを低減するパーツ。

 メーカー純正でついているクルマが多いことからも分かるとおり、小さなわりに効果の大きいエアロパーツのひとつ。とくに静粛性はバカにできない。

 また、Aピラーのバイザーも静粛性や雨天の雨しぶきの付着防止に役立つエアロ。Aピラーの脇では空気の渦が発生しやすいので、ここにバイザーをつけることで風切り音を減らし、雨の日のドアミラーの視界をよくするといった効果がある。

 同様にエアロワイパーなども、高速道路以外でも効果が実感できるはず。

メーカーが純正採用しているエアロは日常域でも役立っている

 その他、ボディ下面のエンジンカバーやフロアアンダーカバー、リヤアンダースポイラーやリヤディフューザーなどは、車体下面を流れる空気の渦の発生を抑えられ、Cd値を下げるのに大きな効果がある。

 さらに、1BOXや2BOXのクルマは、ルーフ上を通ってきた風の後流渦の影響で、リヤウインドウに雪や雨、泥やホコリがつきやすい傾向にあるが、ルーフスポイラーやリアエアダムをつけることで、それを防ぐこともできる。

 冷却面では、ハイエースなどの1BOX車のエンジンルーム付近のボディ下面に、エアダムスカートがついているのも珍しくない。これもエンジンルームの熱気を抜くという働きをしている。

 ラジエター前の開口部が大きいフロントバンパーや、ブレーキ用のエアダクトや導風板がついているクルマも、アップダウンのある峠道や、流れの悪い道を走るときは心強い。

 このように、メーカーが純正採用しているようなエアロパーツは、小さくて地味でも、意外に一般道でも効果があるものが多い。どのメーカーも燃費向上や静粛性にはこだわっているので、エアロもかなり研究しているのだ。

藤田竜太

最終更新:7/12(金) 6:21
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