ここから本文です

「 D2C 分野において、持ち株会社が現れるのは必然だ 」:ティム・アームストロング氏

7/12(金) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

ティム・アームストロング氏は、Googleなどのテック企業で長年働き、AOLを率いてベライゾン(Verizon)とヤフー(Yahoo)を統合し、オース(Oath)を立ち上げたのち、D2C(Direct to Consumer)の世界に惹きつけられた。彼は、15年後の未来を考えたときに、コンシューマーカテゴリが、データを貯めこんだわずかなプレイヤーに支配されているような状態はあり得ない、と考えている。

DTXカンパニー(DTX Company)は、彼が立ち上げた最新のベンチャー企業だ。VCマネーをD2Cブランドに投資し、同時にこうしたブランドがオフラインの実店舗やマーケティングチャンネルなど、新しい分野で挑戦するための手助けを行うプラットフォームの基盤を構築している。DTXは2019年2月に立ち上げられたのち、飲料関連企業のアイリス・ノヴァ(Iris Nova)や、フットウェアブランドのマルゴー(Margeaux)、オンラインでブラジャーを扱うブランドのサードラブ(ThirdLove)などの企業に投資してきた。

アームストロング氏は、ゆくゆくはすべてD2Cになっていくと信じている。そして、現在D2Cカテゴリの足かせとなっている問題は、新興市場として成長しようとしている兆候なのだという。もちろん、テック系企業で起こっていたような企業淘汰も起こるだろう。だが、この市場で成功したブランドは、既存のコンシューマー企業の商品開発や顧客向けのマーケティングの手法を刷新しはじめている。なぜなら、彼らは本質的に、自身の顧客が誰かを知っているからだ。それを達成できるような企業は、P&Gやユニリーバ(Unilever)の牙城を崩し、競争力のある企業として成り立つことができるだろう。

6月第2週の木曜夜にベータワークス・スタジオ(Betaworks Studios)で開催されたアメリカン・マーケティング・アソシエーション(AMA)の公演でアームストロング氏は、テック企業とコンシューマー企業の違いや、創設者が抱えるしかるべき問題、そして彼が知るすべての起業家たちにとって、ユニットエコノミクス(ビジネス最小単位における収益性)がいかに重要であるかについて語った。分かりやすくするため、多少編集している。

◆ ◆ ◆

1/4ページ

最終更新:7/12(金) 8:10
DIGIDAY[日本版]

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事