ここから本文です

VIPを乗せる超高級車の運転手「ショーファー」の役割とは

7/12(金) 11:40配信

Auto Messe Web

最重要な安全には万全な知識を持つ

 ショーファーは安全について万全な知識を持ち、見知らぬ人には決して窓を開けないなど、用意周到に対応して行動する。また、誘拐の98%はクルマから乗り降りする時に起こると言われているが、ショーファーはクルマから降りた後、社外のどの位置に移動すべきなのだろう。

 それは、クライアントが降車する際に立つ位置と同じ。つまり、ショーファーは「かかとを後輪のそばに置いて」立つ事である。そうすれば、開閉をチェックし、ドアに邪魔される事なく、クライアントが安全にクルマから降りるのを補助する事ができるわけだ。もし、何か危険な兆候があれば、ただちに対応する事が可能。つまり、誘拐犯やパパラッチが待ち伏せてしている時など、即座にクライアントを車内に押し戻せることができるのだ。

 もちろん、クルマを停止させると前を回ってクルマがしっかり停止しているか確認し、リアドアを開けて後ろ向きに立って後方から迫る交通に注意を払う。ドアを閉める時は必ず最後まで手を添える。また、頻繁にルートを変える安全法則を一貫して尊守している。施錠しないままの置きっぱなしや、無人状態も決してしない。

仕事内容はクライアント次第で多岐に亘る

 真のショーファーは多彩な才能の持ち主でなくてはならない。運転手だけでなく、メッセンジャー、観光ガイド、守衛、エンターテイナー、ガーディアンでもあるのだ。そして、鋭い方向感覚を備えていなければならない。住み込みのショーファーは、主人の邸宅の鍵はもちろん、主人の会社について詳細な情報を持つが守秘義務を尊守。有能なショーファーは、抜群の判断力を持ち臨機応変に行動するのだ。

 そして、主人から質問された時のみに口を開く。ショーファーは、主人の移動中の完璧な従者であり、長時間待たされている時でも車内で居眠りはしない。クルマの手入れは余念なく次の出発を待つ間、ピカピカに磨いておく。つまり、常に従者であり、携帯で呼び出されれば、即、動く用意が出来ている。

2/3ページ

最終更新:7/12(金) 11:40
Auto Messe Web

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事