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クルマ好きが熱視線! 歴史を変えたスポーツカー5選

7/12(金) 19:10配信

Auto Messe Web

過激な走りに潜む、どこか危険な香り

 第二次世界大戦前からはじまったスポーツカーの歴史は100年にもおよぶ。この間、何台もの革新的なスポーツカーが登場しているが、なかでも歴史を変えたモデルを独断と偏見で選んでみた。

質実剛健なフェラーリF40のコクピット【画像】

フェラーリF40

 F40(エフフォーティー)は、1987年にフェラーリ創立40周年を記念して作られた限定車。エンツォ・フェラーリが生み出した最後のロードゴーイーングレーサーで、「そのままレースに出られる市販ロードカー」というコンセプトで作られた。

 ミッドにマウントされる3リッタ―V8エンジンにIHI製のツインターボを搭載し、最高出力は478馬力を発揮。スポーツカーの速さを追求してきた結果、ドライバーがコントロールできる上限はここまでという究極の姿を具現化したのが、F40という存在だった。事実、F40から先のフェラーリは、電子制御などのハイテクデバイスを抜きには語れない領域に入ってしまった。

 かつて、ロッキード社の戦闘機、F-104「スターファイター」が「最後の有人戦闘機」と称されたが、F40も「これ以上のクルマは、もう誰もちゃんと乗りこなすことはできない」ということを示すために、エンツォ・フェラーリが人生最後に用意したのではなかろうか。

ポルシェ930ターボ

 国産車ではターボ車の比率が高い。軽自動車からGT-Rまで、ターボが好きな国民は日本人ぐらいかもしれない。その日本人にターボの魅力と威力を植え付けたのは、なんといってもポルシェ930ターボの存在だ。

 ポルシェ930ターボは、1975年に登場。当時のグループ4レースのレギュレーションにもっとも有利になるように、量産車からワイドフェンダーを装着し、太いタイヤを履かせ、リアには大きなウイングを装着。心臓部は、水平対向6気筒・3リッタ―エンジンにKKK製のターボチャージャーをぶち込んで、260馬力/35.0kg-mという当時としては圧倒的なパワーを与えた。

 レーシングカーそのもののパフォーマンスで、瞬く間にスーパーカーの頂点に君臨。あまりのパワフルさに5速は不要で、4速MTで十分という余裕が930ターボのポテンシャルを証明した。当時の日本において「ターボを装着すれば強烈なパワーが出る」というターボ信仰がはじまったといっても過言ではない。

 実際は、ターボでパワーを出すのは簡単だが、レスポンスやドライバビリティ、そして放っておけばどこまでも上がろうとする過給圧をどう制御するかのほうが、ターボの技術の要。その猛獣=ターボを手なずけた最初のスポーツカーこそ930ターボだったという意味で功績は計り知れないぐらい大きい。

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最終更新:7/12(金) 19:10
Auto Messe Web

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