ここから本文です

ネット時代のニュー・クラシック──ジバンシィの最新コレクション

7/12(金) 13:33配信

GQ JAPAN

イタリアで披露されたジバンシィの最新コレクションでは、デジタル世界の要素を取り入れた旬な男服が提案された。

【ジバンシィのスタイルをもっと見る】

ヌーボー・グリッチ

6月に行われたピッティ・イマージネ・ウオモにて、ジバンシィが初となるメンズ単独のランウェイショーを発表した。会場となったイタリア・フィレンツェの丘の上に立つヴィラ・パルミエーリは、アーティスティック・ディレクターであるクレア・ワイト・ケラーの出身地、英国とゆかりの深い場所だ。19世紀に英国のヴィクトリア王女が滞在したことでも知られいる。

クレアによる今回のコレクションのテーマは「ヌーボー・グリッチ(Nouveau Glitch)」。パリのメゾン・ブランドが、仏語と英語の造語のテーマによるコレクションをイタリアでお披露目するという、英国人らしい謎解き。オートクチュールのサヴォアフェールをIoT(Internet of Things=さまざまなモノがインターネットを介してつないでいくこと)で表現するという宣言とも取れる。

迷路のような庭園通路を長いランウェイとして使い、日暮れを待ってショーがスタート。ファーストルックは、光沢のあるテクニカルコットンのチェスターコートのセットアップだ。細身でロングなトップスにストレートパンツとゆったりしたパンツを合わせた。足元はオニツカタイガーとコラボレーションしたスニーカーを取り入れた。ライラックやシルバーグレーなどの淡い色から、ローズ、ブルー、バターミルクといったフレスコ画のようなカラーパレットに変調していく。

新しい驚き

夏の気分が漂うテーラードスーツはハリのあるシャイニーな素材が中心。ゴシック調のカリグラフィーやピクセルに変換された花柄などのプリント、タペストリーのようなジャカード、ビーズ刺繍がほどこされた黒のコートに白のクレープスカーフを合わせたルックに代表されるスタイルは同メゾンのクラシックなDNAを継承し、エレガントな男性像を作り上げた。ロゴ入りバックパックやビッグボストン、パールのイヤリングなどのアクセサリーも新鮮だ。


また、今回数多く提案されたアノラック、パーカといったストリート由来のアイテムに加え、韓国の超軽量ナイロンを使用した風になびくコートが新しい驚きを与えたことは確かだ。アジア系のモデルが多数起用され、ダイバーシティを意識した今回のコレクション。ショーには日本から俳優の安藤政信やタレントの渡辺直美も来場。アフターパーティでは来シーズンはどの都市でコレクションが発表されるのか、盛んに話題となっていた。

野田達哉

最終更新:7/12(金) 13:33
GQ JAPAN

記事提供社からのご案内(外部サイト)

GQ JAPAN

コンデナスト・ジャパン

2019年9月号
2019年7月25日発売

800円(税込)

"はるたん"が帰ってきた! 奇跡の男、田中圭/特集:親とは、子とは、そしてファミリーとは? 自由な「家族」/菅田将暉、”LOVE”を語る

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事