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ジョコビッチの準決勝は、今年2度負けているバウティスタ アグート [テニス]

7/12(金) 17:00配信

テニスマガジンONLINE

 イギリス・ロンドンで開催されている「ウインブルドン」(7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス準決勝進出を決めたノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、次の相手を過小評価すべきではないということを自分に思い出させるのにわずか数ヵ月振り返らなければならないだけだった。

ウインブルドン2019|トーナメント表

 世界ランク1位のジョコビッチは、ドーハにマイアミと2019年のハードコートでの2対戦の双方で自分を倒した男であるロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦する。

 そんな訳で試合はグランドスラムで「15」のタイトルを持ち4度ウインブルドンを制した男と、初めてのグランドスラム大会準決勝に挑む男を闘わせることになったのだ。しかしながら最近の対戦成績が、これはそれほど一方的なものではないかもしれないということを示唆していた。

「彼は今年2度、僕を倒している。このことは試合に臨むにあたり、間違いなく彼に自信を与えることだろう」とジョコビッチは警戒感を示した。

 準々決勝に先立ちバウティスタ アグートは、ある意味で驚いたことに大会で一度もセットを落としていない唯一のプレーヤーだった。この記録は第26シードのギド・ペラ(アルゼンチン)に対して終わったものの、第23シードのバウティスタ アグートは7-5 6-4 3-6 6-3で勝負には勝った。

 それに対して第1シードのジョコビッチは、第21シードのダビド・ゴファン(ベルギー)に対してより楽な時間を過ごし、早めのブレークを覆して6-4 6-0 6-2でストレート勝ちをおさめた。

 ジョコビッチはその守備的能力を駆使してラリーを長引かせ、ボールを続ける手腕で知られている。そしてバウティスタ アグートは、それは自分によく合ったプレースタイルなのだという。

「彼はベースラインから非常に堅固だ。そして多くのラリーをするのが好きだ」とバウティスタ アグートは言った。

「僕は、そういう相手に対してプレーするのが好きなんだ。多くのラリーのある試合をプレーすることがね。ノバクに対しては、それが僕らがやることになる」

 とはいえ、グラスコートのウインブルドンでは、そういったラリーは思うほどないかもしれない。しかしジョコビッチは、バウティスタ アグートはより速いサーフェスでいっそう危険になり得る男だと考えている。

「グラスコートではボールがより低くバウンドする。それは、彼のプレースタイルに合っていると思うんだ。彼は、ボールが彼のバック側に高く跳ねるのが好きじゃないからね」とジョコビッチは分析した。

「もちろん、グラスコートでプレーするというのは様相が違う。グランドスラム大会の準決勝だから、僕はこのような試合を何度もこなしてき自分の経験を活用するよう努めるつもりだよ」

 ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)がもうひとつの準決勝でがっぷり四つに取り組む中、バウティスタ アグートは非常に頻繁にビッグ3が君臨してきたベスト4でやや奇な存在だ。実際、彼はここまで勝ち進むことを期待してもいなかったようなのである。

 というのも彼は今週、結婚前の最後の独身者パーティーを予定していたのだ。

「予定では、僕は今イビサ島にいるはずだった。もう、すべてオーガナイズしてあったんだ。6人の僕の友達は、皆そこにいるんだよ」とバウティスタ アグートは明かした。

「でも、僕はここロンドンにいるほうが、よりいい気分だ」

(APライター◎マティアス・カレン/構成◎テニスマガジン)

最終更新:7/12(金) 17:00
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