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トカゲ19匹を旅行カバンに詰め込んで……爬虫類密輸の“闇バイト”で逮捕された27歳OLの末路

7/12(金) 19:45配信

文春オンライン

 爬虫類以上の冷血動物は、人類なのかもしれない。世界中から希少な爬虫類を密猟、密輸、密売しようとしたとして、運び屋の日本人の27歳の旅行客を含む世界の爬虫類密売ネットワークが国際刑事警察機構、通称インターポールと各国の環境取締機関の捜査で摘発されたことが6月3日、明らかになった。

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 世界中から救出された爬虫類はトカゲ、ヘビ、カメなど4000匹以上。標的となった爬虫類は人類に狩られ、連れ去られ、飼われ、着られ、食べられ、飾られ、死ぬ。なかには一歩間に合わず、財布やバッグに変わり果てていた「元」爬虫類もいた。インターポールなど各国の捜査機関は背後に爬虫類の密猟から加工、密輸、販売を手がける犯罪組織のネットワークが存在するとみて、捜査をさらに展開するという。

27歳の日本人女性がターゲットに

 関わった捜査機関は22カ国にまたがる。インターポールはリザード(トカゲ)とかけて今回の捜査を「ブリザード(大吹雪)作戦」と名付け、4月12日からの1カ月間で集中捜査を実施。なかでも最初のターゲットの1人となったのは、27歳の日本人の女、チバナ・アカネ容疑者だった。

 チバナ容疑者の姿をオーストラリア国境警備隊が確認したのは、4月23日。オーストラリアで「任務」を終えて帰国する航空便のチェックイン作業をメルボルン空港で済ませた後だった。

 心はすでに家路に向かっていたのかもしれないが、同隊が憐憫の情をかけるはずもない。チバナ容疑者が機内に預けたキャリーバッグをX線でスキャン。モニターは、バッグ内でうごめく何者かを捉えた。中には国外への持ち出しが禁じられているマツカサトカゲが17匹とアオジタトカゲが2匹。チバナ容疑者は環境保護・生物多様性保全法違反容疑で逮捕された。

「多くのトカゲにはダニが付着していた。野生動物の可能性があるということだ」

 オーストラリア・ビクトリア州環境・国土・水・計画局の保護監督官、ケイト・ゲイブンスはこう指摘する。トカゲは「司法手続きを経て、獣医の検査後、学校やNPOに寄付されることになる。野生に戻すことが難しければね」という。

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最終更新:7/13(土) 13:00
文春オンライン

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