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関空特急に新車、JR西が見据える「はるか」先

7/12(金) 6:50配信

東洋経済オンライン

 JR西日本は7月10日、関西空港と京都方面を結ぶ特急「はるか」の新型車両を東大阪市の近畿車輛本社で報道陣に公開した。導入は2020年春を予定する。同年夏の東京五輪や2025年の大阪万博など、日本で開催する国際的な大型イベントを控え、一層の増加が見込まれるインバウンド(訪日外国人)の旅行需要に対応する。

【スライドショー】従来車とどこが変わった?新型「はるか」271系の外観・車内

■新型車両は増結用

 新型車両「271系」は3両編成で、6両編成の従来車両281系の関空側に連結して運用する。形式の数字はJR西日本の設定ルールで「2」が直流電車、次の「7」または「8」は特急車両、最後の「1」は設計順序を示す。

 総事業費60億円をかけて投入するのは3両編成6本の計18両。これにより、すべてのはるかを9両編成で運行することが可能になる。現在でも一部のはるかは9両で運行しているが、新型車両の運転開始により、座席数は約1.5倍に増える見込みだ。

 外観は白色を基調として、側面の「スクエアドット」と呼ぶデザインや下部のラインなどに青を配色。現在のはるかのブランドイメージを引き継いだ。

 車体は立体感のある従来車と異なり、「くろしお」「こうのとり」などで使用する特急車両287系や「サンダーバード」の683系を基本にした形状で、前面に連結用の扉が付いた貫通構造になっている。それでいて前面下部をへこませた「折り曲げインバースライン」を取り入れ、これまでのはるかを意識したのが特徴だ。

 JR西日本車両部車両設計室の林太郎担当課長は「ホームにいてもはるかであることが一目でわかるということに配慮した」と説明する。はるかが発着する駅によっては、くろしおなどほかの特急車両も同じホームに入線する場合があるため、利用者の乗り間違いを防ぐ狙いがあるという。

■「初導入」が目立つ車内設備

 客室設備に関しては、すべての座席に電源コンセントを設置する。新快速や大阪環状線の車両にあるような大型ディスプレー(21.5インチ)を前後に2台設置。停車駅などの情報を日・英・中・韓の4カ国語で案内する。

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最終更新:7/12(金) 6:50
東洋経済オンライン

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