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交際0日で婚約・結婚も 「スピード婚」が増える理由

7/13(土) 7:47配信

NIKKEI STYLE

■広がるマッチングアプリ 価値観合いやすく

ブライダル総研によると、婚活サービスを使い結婚した人は17年には1割超。特に目立つのがマッチングアプリだ。女性は無料、男性は月3000円程度で利用できることが多く、市場規模は400億円と2年で2倍になった。
現在数十あるマッチングアプリの一つで、会員数1000万人超の「ペアーズ」。運営するエウレカ(東京・港)によると、12年のサービス開始から、同アプリで結婚・交際したとの報告は20万人以上。結婚や交際で退会するまでの期間は公表していないが、石橋準也代表取締役は「数カ月程度」と話す。
スタバ好き、1人の時間も大切、年を取っても手をつなぎたい――。多くのアプリでは様々な趣味や価値観を登録でき、自分と合いそうな相手とつながることができる。年収や身長などを検索する機能もあるが「設定している人は少ない」(石橋代表)。
ゼクシィの一ツ木優子副編集長は「婚活サービスの普及で『好きだから付き合おうよ』だけでなく『結婚したいから付き合おうよ』が増えている」と話す。
初対面で結婚式を挙げ新婚生活に突入。1カ月後、そのまま本当の夫婦になるか、別れを選択するのか。ネットテレビ「アベマTV」で4月まで配信していた「いきなりマリッジ」が20代を中心に話題を集めた。プロデューサーの濱崎賢一さんは「お見合い結婚もあることだし『こんな結婚の仕方もあるよ』と問いたかった」と話す。
多様な他人の生き方を目の当たりにすることになった今。かつて結婚相手の条件だった「3高」など相対的な価値は鳴りを潜め、互いにとって絶対的な価値へとシフトしている。スピード婚もそのひとつなのだろう。
(生活情報部 井土聡子)

■本人確認や監視体制 安全配慮したアプリ利用をアポ入った――。「20代前半の若年層ではアプリでマッチングした人と会うことをこう呼んでいる」。マッチングアプリ「タップル誕生」を運営するマッチングエージェント(東京・渋谷)の合田武広社長は話す。会員は約400万人。月に7000人が「出会いがあった」と退会するという。カジュアルに利用されるアプリだが、市場拡大の背景には安全対策の強化がある。過去に「出会い系」といわれたサービスでは、身元を隠した利用などで犯罪行為を助長するケースがあった。現在多くのアプリは、フェイスブックとの連携や身分証明書など本人確認書類の提出を求めている。24時間365日体制でメッセージの内容などを監視。会員による通報機能も設け、悪質な利用者の排除に努めている。

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最終更新:7/13(土) 12:15
NIKKEI STYLE

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