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賞味期限「年月」表示化の理由と「保存料不使用」真の意味

7/13(土) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 トレーサビリティーとは、いつどこの工場で、どの時間帯に作ったかということを、製造の関係者が追跡可能な状態にしておくことをいう。

 食品ロスは、私たち消費者全員が向き合うべき問題であることはわかっているが、やはり安全面は気にかかる。賞味期限が延長されたり、表示があいまいになったことで生じる問題はないのだろうか。

 食品の保存・加工を研究する元東京農業大学教授の徳江千代子さんが、賞味期限の設定方法を解説する。

「賞味期限は、各メーカーが『理化学試験』『微生物試験』『官能試験』の3つを行って決定します。『理化学試験』では、食品の粘りや濁り、pH値(酸性かアルカリ性かを測定する値)や酸化状態などを測定し、『微生物試験』では、菌の数を調べます。『官能試験』は、色やにおい、食感といった五感に訴える部分を調べます。

 その3つの検査をしたうえで、たとえば30日間は問題ないとわかっていても、さらに安全性を高めるため、7~8割に短くした賞味期限を出します。つまり、30日安全な商品でも、賞味期限は21~24日程度になる。コンビニのおにぎりなどは、5~6割と、かなり短く設定されています」

 そうとわかれば、多少、賞味期限が延長されたり、表示方法が変わったりしたことで、不安になる必要はない。しかし一方で、食品ロスをなくすために賞味期限を長くすることに疑問を訴える声もある。食品ジャーナリストの郡司和夫さんは、「賞味期限は短くていい」と話す。

「近くでとれた食材を近くで販売することが、食べ物のあるべき形です。食品が腐らず“長持ち”することが、そもそもおかしい」

 賞味期限は安全の保障である一方で、食品業界のズルさを隠す危険も含んでいるというのだ。

◆「保存料は使っていません」の危険性

 売り文句として、あらゆる食品で見かけるようになった「保存料は使っていません」の一言。

 実際、「保存料」として過去に使われていた添加物の中には、高い発がん性が確認され、使用禁止となっているものも多く、「保存料不使用の方が体にいい」と考えている人もいるのではないだろうか。

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最終更新:7/13(土) 7:00
NEWS ポストセブン

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