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このままだと菊池雄星は平凡な投手になってしまう/廣岡達朗コラム

7/13(土) 10:59配信

週刊ベースボールONLINE

前向きなマイナス

 二段モーションといえば、今年海を渡った菊池雄星(マリナーズ)は苦しい登板が続いている。

 菊池はゴルフの石川遼と悪い意味で似ている。石川遼は、自分より飛距離が出る選手がいたら同じように飛ばそうとする。外国人との間には体の大小があることを忘れている。菊池も、自分より優れた投手だと思えば、その技術を取り入れようと、あれこれ色気を出してしまう。それだけ向上心が高いのだろうが、私に言わせれば前向きなマイナス。結局、自分流をなかなか確立できないのだ。このままでは平凡な投手になってしまう。

 映像によると、上げた右足の角度などに関して、いろいろコーチからチェックされているようだ。メジャー流がすべて正しいとは言わないが、肝心なのは信じる力である。これをやればうまくなるんですかと、損得勘定でやる選手は大成しない。それが正しいと信じてやり抜くことだ。その答えは第三者が下す。

●廣岡達朗(ひろおか・たつろう)
1932年2月9日生まれ。広島県出身。呉三津田高、早大を経て54年に巨人入団。大型遊撃手として新人王に輝くなど活躍。66年に引退。広島、ヤクルトのコーチを経て76年シーズン途中にヤクルト監督に就任。78年、球団初のリーグ制覇、日本一に導く。82年の西武監督就任1年目から2年連続日本一。4年間で3度優勝という偉業を残し85年限りで退団。92年野球殿堂入り。

写真=Getty Images

週刊ベースボール

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最終更新:7/20(土) 16:31
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