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柚木沙弥郎が《鳥獣戯画》を描いたら?

7/13(土) 19:05配信

Casa BRUTUS.com

御年96歳の染色家・柚木沙弥郎が、〈神奈川県立近代美術館 葉山〉にて個展を開催。新作絵巻《鳥獣戯画》をはじめ、型染布《歓喜のうた》《いのちの樹》などを初公開する。

日本の型染(かたぞめ)の第一人者として、精力的に活動を続けている、96歳の染色家、柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)。終戦直後の20代、柳宗悦(やなぎむねよし)が提唱する「民藝」との出会いをきっかけに染色を志した彼は、以後70年余、染色にとどまらず絵本や版画、彫刻へと表現の幅を広げ、「用の美」の精神を引き継ぎながらも、自らが日々出会う「もの」を見つめ、触れ、ふと気づいた喜びを色と形に変えてきた。

その彩り豊かな模様が生み出す創作世界は国内外で高く評価され、近年では〈フランス国立ギメ東洋美術館〉、〈日本民藝館〉で回顧展を開催。2012年には〈神奈川県立近代美術館〉の鎌倉別館で「柚木沙弥郎展 村山亜土『夜の絵』とともに」を開催し、柚木の多彩な創作の世界を紹介してきた。

今回、〈神奈川県立近代美術館 葉山〉で開催される『柚木沙弥郎の「鳥獣戯画」』では、同館のコレクションとともに、新作の絵巻《鳥獣戯画》を初公開。こちらは、児童劇作家・村山亜土が国宝に指定されている古典絵巻《鳥獣戯画》をもとに舞踏劇に構成した一冊の台本を下敷きにして、柚木が制作したものだ。

さらに、型染布《歓喜のうた》《いのちの樹》や、宮沢賢治『雨ニモマケズ』をはじめ、村山亜土のテキストに寄せた『雉女房』や『トコとグーグーとキキ』の絵本原画なども同時に展示する。葉山の一色海岸に佇む美術館で、柚木沙弥郎の世界にどっぷりと浸ろう。

text_Aya Hasegawa

最終更新:7/13(土) 19:05
Casa BRUTUS.com

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