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【女子ボクシング】藤岡奈穂子vs天海ツナミ 女王対決はドローで決着つかず

7/13(土) 6:58配信

ベースボール・マガジン社WEB

12日、東京・後楽園ホールで行われたWBA女子世界フライ級タイトルマッチ、チャンピオン藤岡奈穂子(竹原&畑山)と挑戦者でWBO女子世界ライトフライ級チャンピオン天海ツナミ(山木)の10回戦は、三者三様のドロー。藤岡が初防衛に成功し、天海は3階級制覇に届かなかった。

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「今は何も考えられません……」

辛くもタイトルを守った藤岡は、敗者のように沈み込んだ。大阪のダブル世界戦と時間が重なりながらも、満員2000人をホールに集めた女王対決。日本の女子ボクシングを黎明期から支えてきた2人のチャンピオンは場内を大いに沸かせたものの、フルラウンドの戦いの末、決着はつかなかった。

前半戦を支配したのは34歳の天海だ。43歳の藤岡より激しく動き、的確な左のリードで先手をとっては右につなげる。フットワークの良さも藤岡の想定を上回り、初回からポイントを積み重ねていった。

焦りを募らせた藤岡は空振りを多発し、バランスを乱したところに天海のパンチを狙い打たれる。4回には藤岡の右目の腫れが目立ってきた。場内に轟く藤岡コールの中、危機感が高まっていく。

しかし、藤岡もただでは終わらなかった。7回から強引なまでに天海を追い、ワンツーを繰り出す。天海の柔軟な体を活かしたディフェンスに当たりは浅かったが、とにかく攻勢は印象づけ、最後は天海を上回るスタミナを見せて終了ゴング。判定は96対94で天海、95対94で藤岡、残る1人は95対95だった。

「相手のパンチは外せていたし、ジャブも当たっていた。そのあと手数を出せなかったのは課題です」。そう言って涙も見せた天海に、山木敏弘会長は「負けたみたいな言い方するな。見ていた人は、どっちが勝ったか分かってる」と叱咤。陣営は、藤岡をさばききったと確信していた。

「勝てば次のステップを考えていたし、負ければ引退と思っていた」という藤岡。「どっちでもなかったので、どうしたらいいか分からない」と、今後については白紙とした。天海については「評判以上のすごい実力」と称え、再戦を問われると「もうやりたくないです」ときっぱり否定した。女子最大のライバル対決は、互いに悔しさを残して幕を降ろした。

文◎藤木邦昭
写真◎菊田義久

ボクシング・マガジン編集部

最終更新:7/13(土) 6:58
ベースボール・マガジン社WEB

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