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ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードが選ぶ、至高のメタル・アルバム10作

7/13(土) 13:20配信

Rolling Stone Japan

ヘヴィメタルが歩むべき方向性を決定づけた偉大なるバンド、ジューダス・プリースト。そのシンガーが選んだ「メタル・アルバム」トップ10を、本人によるコメント付きで紹介する。

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ジューダス・プリーストを抜きにして、メタルの進化を語るのは不可能だ。ブラック・サバスより約1年遅れで結成し、70年代後半にかけて方向性を固めていった彼らは、高速ツイン・ギターの強襲によって同ジャンルに改革をもたらし、黒いレザーを纏う姿はメタルヘッズのファッションを定義づけた。

彼らの重要性について、メタリカのドラマー、ラーズ・ウルリッヒはこのように語っている。「モーターヘッドやディープ・パープルといったバンドは、一人のギタリストがいろんな演奏をしながら、どちらかと言うとレイヤーの役割を果たしていた。でもジューダス・プリーストの場合は、二人のギタリストが同じリフを一緒に演奏するんだ。二つの演奏が重なり合うことで、サウンドはより重く、大きく、分厚くなり、もっと没入できるようになった」

それに加えて、ジューダス・プリーストはメタル・ソングが取り上げるトピックの多くを開拓する役目も担った。ダイナミックなバイク乗りのフロントマン、ロブ・ハルフォードが綴った率直なリリックーーうつ病について(「Beyond the Realms of Death」)、自分の信念に基づいて戦うこと(スラッシュ・メタルの先駆け「Dissident Aggressor」)、物事の上辺だけを見ず、世界の本質に目を向けること(「Exciter」)ーーこれらはいずれも、70年代の終わりまでに書かれたものだ。

1980年のアルバム『British Steel』(「ローリングストーン誌が選ぶ史上最高のメタル・アルバム100」で3位、ここには1982年作『Screaming for Vengeance』もランクイン)の発表に伴い、ハルフォードは自らとバンド仲間を「メタルゴッド」と呼ぶようになり、メタルをメインストリームへと押し上げると、「Breaking the Law」「Heading Out to the Highway」「You’ve Got Another Thing Coming」など超エネルギッシュな不滅のヒット曲と、大規模なコンサートプロダクションによってヘッドバンガー達を魅了した。90年代初頭になると、ハルフォードはジューダス・プリーストを離れ、自身の率いるファイトでヘヴィな作風に傾倒。その後、2000年代前半に復帰を果たし、近年もレコーディングやツアーを精力的に行なっている。

「史上最高のメタル・アルバム100」のランキングを制作したローリングストーンは、ハルフォードのジャンルに対する貢献ぶりを踏まえ、個人的なトップ10を教えてもらうべく本人に打診。彼はそのリストと一緒に、そのアルバムが自分とメタルにとって重要だと考える理由を簡潔に添えて、丁重にEメールを送り返してくれた。

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最終更新:7/13(土) 13:20
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