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れいわ・安冨歩候補が「子どもを守ろう」とだけ演説する理由

7/13(土) 15:31配信

HARBOR BUSINESS Online

「子どもを躾ける権利なんか大人にはありません」

 安冨氏は、そうした現代日本への処方箋として、こう結んでいる。

「楽しいことをやってください。そのための心を取り戻しましょう。私たちは子どもたちに学ばないといけません。子どもを叱るのをやめてください。子どもを躾ける権利なんか、大人にはありません。私たちの狂気を今日断ち切って、子どもたちを守って、本当に楽しい社会を今、作りましょう」

 毎年3000人ほどの東大生が卒業し、戦後70年以上を過ぎて約20万人以上の東大卒が日本社会にいることになる。しかし、貧困も、障害者や難病者の生きにくさも、子ども虐待も、原発依存も、東大卒は官僚になろうが、大企業に入ろうが、研究者になろうが、解決できなかった。

 偏差値で序列化される学力や学歴偏重の人材登用のシステムが、社会を生きやすいものに変えられなかったのは明らかだ。

 彼ら「エリート」の惨状を見据えると、安冨氏が自身のおびえを告白した上での「子どもを守ろう」と呼びかける言葉がずしりと重く響く。

 日本では、全国の児相に寄せられる子ども虐待の相談件数が30年前と比べて約130倍にまで増え続けてきた。だが、子ども虐待防止を強く訴える立候補者は今回の選挙でも極めて少ない。

 れいわ新選組では、比例の1位、2位の特別枠を難病者と重度障害者の候補が占め、3位に代表・山本太郎氏を据えているため、安冨氏の当選を危ういと見る向きもある。

 学歴エリートに支配されない社会に生きたい日本人は、どれだけいるのだろうか?

<取材・文/今一生>

ハーバービジネスオンライン

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最終更新:7/13(土) 15:31
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