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櫻井翔、大野智の「努力する力」とは ジャニー喜多川氏が遺したもの

7/13(土) 7:31配信

デイリー新潮

努力が決め手になる

 ジャニー喜多川氏の死を受けて、メディアやネットでは、ジャニーズに関する記事や議論が急増している。多くの人が感嘆し、また興味を持ったのは、ジャニー氏の先見性だろう。なぜ「この子は化ける」とわかるのか。子供の時点で、イケメンになることがわかるのか。

【写真】大野智、アロハシャツ姿でニッコリ

 しかし、生前、ジャニー氏は取材に応じて、重視しているのは「人間性」だと答えている。

「やる気があって、人間的にすばらしければ、誰でもいい(※1)」

 キレイごとに聞こえるかもしれないが、この方針は所属タレントに徹底されていたようだ。WEBマガジン「チェリー」編集長の霜田明寛氏は、新著『ジャニーズは努力が9割』(8月1日発売)の中で、こんなエピソードを紹介している。今でこそ書き手の側にいる霜田氏だが、子供の頃にはジャニーズに憧れ、18歳の時にはジャニーズJr.のオーディションを受けた過去もある。合格とはならなかったものの、ジャニーズへの愛は冷めることなく、「ジャニーズ・ウォッチャー」としての日々を送っているという。

 その霜田氏は、20歳の頃、元男闘呼(おとこ)組の岡本健一の舞台に出演する機会を得た。その時の出来事である(以下、引用はすべて『ジャニーズは努力が9割』より)。

「稽古期間も3週間を過ぎ、だいぶ打ち解けてきた頃、休憩場で2人きりになった瞬間を見計らって、ずっと言おうと思っていたことを、岡本さんに伝えました。

『僕、ジャニーズJr.になりたいんです』

 笑われるかと思っていました。『その顔で?』『その身長で?』『その歳で?』……何を言われるんだろうと怖くもありました。そもそもオーティションで1度落ちている身。自分が何者でもないということをあらためて突きつけられる可能性のほうが高かったと思います。

 しかし、岡本さんは僕の目をまっすぐに見て、こう言いました。

『努力できる?』

 岡本さんは、ルックスや運動神経のような生まれ持った才能ではなく、『努力できるかどうか』の一点のみで、ジャニーズ入りの資格を問うてきたのです。岡本さんの目は真剣で、僕の直訴を一笑に付したりはしませんでした。

 現在持ち合わせている能力で判断するのではなく、未来を見て『やるのか、やらないのか』を問う。それは、ジャニー喜多川が人を選ぶときの『やる気があれば誰でもいい』という選抜基準と、驚くほど一致しています。(略)

 ジャニー喜多川がそうであるように、岡本さんは夢を笑わない大人でした。僕が初めて出会った、どんなに無謀な夢を語ったとしても、人の夢を否定しない大人。

 岡本さんは、教えてくれました。ジャニーズの人たちが、小さい頃からどれだけ努力を重ねてきた人たちであるかを。(略)

 岡本さんをはじめとするジャニーズは、天性の才能を持って生まれてきたから、今の活躍があるわけではない。努力を重ねてきたからこそ、活躍できている――。

 ジャニーズは努力によって特別になっていった人たちである――」

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最終更新:7/20(土) 12:17
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