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巨人の独走を支える「桜井俊貴」、今一番注意すべきことは?【柴田勲のセブンアイズ】

7/13(土) 6:04配信

デイリー新潮

 巨人が完全に独走態勢に入った。前半戦を終えて48勝31敗1分、2位・阪神に9・5ゲーム差を付けている。交流戦前は3位で首位・広島に4・5ゲーム差だったことを考えると、すごいの一語。早ければ18日にも優勝マジックが点灯するという。

 まあ、どこからどう見ても、よっぽどのことがない限り、“安全圏”だ。

 交流戦からチーム状況がよくなった。接戦をものにしているのがいい。打線は坂本勇人、丸佳浩を中心に大城卓三が5番を任せられるようになり、若林晃弘、重信慎之介、増田大輝らの台頭があった。

 投手陣も先発では菅野智之、山口俊、クリストファー・メルセデスの3本柱に4年目の桜井俊貴、今村信貴と充実してきた。後半戦はこの5人が中心になる。

 大きいのは桜井の成長だ。交流戦から先発のチャンスをもらって期待に応えた。彼はドラフト1位で、チームとすればなんとしても使いたいところだった。

 でも、入団して2年間、マウンド上で自信なさげでオドオドしている印象があった。新人時代のことを引きずっていたのかもしれない。〈注1〉昨年は1軍実績なしだ。

 でも環境が変わった今季は目の色が違うし、気迫が伝わってくる。結果を残せるようになって自信も感じられる。球威があるし、1軍の試合を重ね、こなれてきた。

 投手は野手と違って、なにか1つのきっかけがあれば変わる。私は打者に対しての攻める気持ちを持ったことだと思う。

 それに若手投手陣の「オレもオレも」という相乗効果があったのではないか。中川皓太にしても最初は6、7回あたりを任せられ、次は8回をこなし、いまでは抑えの役割を担っている。

 新人・高橋優貴も一時は活躍した。こうなると同世代の今村、田口麗斗、鍬原拓也らが刺激を受ける。他の若手だけではなく、投手陣全体競争意識が出る。

 原監督はファームから1軍に引き上げるとすぐに使う。やりがいがある。桜井の先発(6月6日・楽天戦)は抜てきだった。「オレだって」の強い気持ちがあったと思う。

 桜井が注意するのは四球だ。投手だれにも言えることだが、四球はベンチが一番嫌がる。守っている野手もリズムが崩れる。ことに桜井は売り出し中で、いまが一番大事な時期だ。とにかくベンチの信頼を裏切らないことだ。

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最終更新:7/13(土) 6:04
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