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なぜ犯罪者はフィリピンに逃亡する? 待ち受けるのは悲惨な末路…

7/13(土) 15:55配信

週刊SPA!

 7月7日、海賊版サイト「漫画村」元運営者の星野路実(ろみ)容疑者がフィリピンの入国管理局に拘束された。漫画村にアップロードされた膨大な漫画は、著作権の問題や出版社が刑事告訴するなど注目を集める事件となっていたため、このニュースはセンセーショナルに報じられた。だが、同時に多くの人が疑問に思ったことだろう。

 ――どうしてフィリピンなのか?

 星野容疑者は、フィリピンの首都マニラの歓楽街エルミタ地区に滞在していたという。今年1月には、積水ハウスを狙った地面師詐欺事件の主犯のカミンスカス操(みさお)被告が、逃亡先のフィリピンで拘束された。覚せい剤取締法違反容疑で逮捕状が出ていた元グラビアアイドルの小向美奈子が一時逃亡していたのもフィリピンだったし、六本木クラブ襲撃事件の主犯とされる見立真一容疑者もフィリピンに逃亡したとされている。犯罪者がフィリピンを選ぶのは、いったいどうしてなのだろうか。

なぜ犯罪者はフィリピンに逃亡することが多いのか?

 すぐに思い浮かぶのは、安い物価と警察や役人に賄賂が通用しそうな緩い国というあたりだろうが、これは大いなる“誤解”である。

 物価が日本の三分の一と言われるフィリピンだが、それは底辺コミュニティやローカルの屋台や食堂を軸に暮らした場合である。実際にまともに暮らすとなると、日本とさほど変わらない生活費がかかる。たとえば、まともなアパートに暮らそうと思えば家賃で4~5万円は軽く飛ぶ。食事もきちんとした店で日本食など食べようものなら、1万円ぐらいは平気で使ってしまう。

 これは筆者の経験上の意見だが、節約しなければならない長期滞在者であればあるほど、どうしても日本食を食べてしまうのだ。わかっていても染み付いた日本の生活を再現しようとしてしまうものなのだ。

 また、汚職撲滅をかかげるドゥテルテ政権発足後は、賄賂も極端に通用しにくくなった。特に大きな犯罪に関わるようなケースは、露見したら警察官が粛清の対象になるため敬遠されているという。

 もはや物価や賄賂だけなら、ほかの発展途上国のほうがはるかに条件に見合う。それでもフィリピンが逃亡先に選ばれてきたのは、これまでの歴史の積み重ねから生まれる“幻想”があるからだ。

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最終更新:7/14(日) 12:07
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