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生保社員200人に「加入している死亡保険」アンケート 最多は「入っていない」

7/14(日) 16:00配信

マネーポストWEB

「ご契約ありがとうございます! これで人生に万が一のことが起きても心配要りません。三大疾病や介護、死亡保障までカバーできて、弊社の中でも一番人気の商品です」

 大手生命保険会社に勤務して15年になるベテラン営業マン・新垣誠さん(仮名・37才)はそう言って顧客の40代夫婦の前で笑みを浮かべたあと、心の中でこうつぶやいた。

《まあ、頼まれても自分では入らないですけど…》

 新垣さんによれば、「保険会社が推奨する人気商品ほど、契約者が損をする仕組みになっていることが多い」という。

「保険の仕組みを単純に言えば、『加入者から保険料を集めて、必要な人に保険金として還元する』というものです。加入者にとって『得する商品』とは、集めた保険料がすべて保険金として分配される商品です。そうすれば、加入者には損はありませんよね。

 一方で、保険会社にとって『儲かる商品』とは、保険料がたくさん集まって、なるべく保険金は払わないですむ商品なんです。保険会社は、社員の高額な給料や、テレビCMに登場する有名タレントのギャラ、商品の販売・宣伝のための経費などを、集めた保険金から支払っています。だから、なるべく高額な保険料を集めて、そこからガッポリと手数料を取りたいわけです。つまり一般論では、辣腕の営業マンが、自分がすすめる商品に入っていないというのは、ある意味で当たり前なんです」(新垣さん)

 実際、今回行った保険会社勤務200人に対するアンケートでも、「入っている死亡保険を教えてください」という質問に対し、最多の回答(24人)は「自分は何も入っていない」というものだった。

 理由の中には、「家の事情でお金が必要で最近解約した」(32才女性)という切実な声や、「万が一のための備えは『貯蓄』の方が効率的」だったり、「資産を貯めるなら、保険以外の方法のほうが割がいい」といった合理的な意見も散見された。冒頭とは別の大手生保会社社員が声を潜める。

「長く仕事をしていると、手数料や更新料で会社が儲かる仕組みもわかってしまうし、一度入ると解約しづらいのは経験上よく知っています(笑い)。貯蓄型であっても、手数料を考えたら銀行の定期預金の方が得する場合も多いし、定期的な『特約をつけませんか?』という営業を断るのも煩わしい。まあ、自分もやっているのですが…」

※女性セブン2019年7月25日号

最終更新:7/14(日) 16:00
マネーポストWEB

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