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プロ野球で唯一の初登板ノーヒットノーラン(1987年8月9日、中日×巨人)/プロ野球1980年代の名勝負

7/14(日) 16:01配信

週刊ベースボールONLINE

巨人打線の証言

 首位に立ちながらも完璧に封じられた巨人の打者たちは、こう証言する。一番打者で、2打席連続で見逃し三振に倒れて6回表には代打を送られた駒田徳広は「コントロールがよかった。よくなかったら打てますよ」と渋い顔。二番で同じく7回表に代打を送られた岡崎郁は「タイミングを取るのが難しかった。次は必ず打つ」と悔しがった。2度の見逃し三振で、最後の打者にもなった三番の篠塚は「最後の球はボールだよ」と矜持を見せると、四番で2度の空振り三振に倒れた原辰徳は「野球人生でノーヒットノーランを食らったのは初めて」と脱帽。

 五番で見逃し三振2度のクロマティが「あれでルーキーか?」と目を丸くすれば、第1打席こそ空振り三振に倒れながらも、その後は2度も外野へ打球を飛ばすなど健闘した六番の吉村禎章は「真っすぐとカーブの緩急の差に戸惑った」と振り返る。絶不調に終わった“絶好調男”七番の中畑清は「カーブだな、問題は。フォークのようだった」と、いつになく冷静。八番の山倉だけは2四球と右飛で「よく分からん。1打席しか打ってないんだ」と言葉を濁した。

1987年8月9日
中日-巨人19回戦(ナゴヤ)

巨人 000 000 000 0
中日 300 030 00X 6

[勝]近藤(1勝0敗0S)
[敗]宮本(0勝1敗0S)
[本塁打]
(中日)落合23号、24号

写真=BBM

週刊ベースボール

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最終更新:7/14(日) 16:01
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