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Chill CARS|シンプルで独創的な、クルマ史上屈指の名作。

7/14(日) 18:55配信

Casa BRUTUS.com

ミニマムなサイズの中に、マキシマムな機能を詰め込むと、どんなクルマができるか。絶好の証左が《スズキ・ジムニー》だ。

《パンダ》《ミニ》、最近では《スマート》と、小さなサイズのモデルは歴史的に多い。ただし機能は、都市で人と荷物を運ぶことにほぼ限定されてきた。

〈スズキ〉が1970年に初代を発表した《ジムニー》は、本格的なオフロード性能という、もうひとつの機能を盛り込んだところが注目に値する。前後とも固定式のサスペンション、副変速機つきのパートタイム4WD、それに細くて大径のタイヤ。おかげで欧州でも森林の作業などで重宝されるようになった。

ここで紹介する1981年発表の2代目は、直線基調のスタイルで、曲線を使っているのはタイヤとヘッドライトぐらい。でもよく見ると、クラムシェル型のボンネットなど、細かいところまでデザインに凝っているのがわかる。

標準のバンに加え、オープンもあればパノラミックルーフと呼ばれる背高のボディもと、バリエーションが多いのも魅力だ。

〈スズキ〉の二輪《カタナ》を手がけたドイツの〈ターゲットデザイン〉がデザインに関与しているという噂だった。それほど、日本車ばなれした機能主義的グッドデザインだったのだ。

シンプルだけれど独創的、という点では、この2代目は《ジムニー》史上ベスト。いや、クルマ史上でもベストデザインのひとつだ。

country: Japan
year: 1981-98
seats: 2(+2)
size: L3,195×W1,395×H1,700mm
price: approx 2,000,000 yen

photo_Futoshi Osako text_Fumio Ogawa illustration_Daijiro Oha...

最終更新:7/14(日) 18:55
Casa BRUTUS.com

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