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【老後を自宅で過ごしたいなら】知っていますか? 訪問診療と往診の違い

7/14(日) 9:02配信

サライ.jp

取材・文/坂口鈴香


「訪問診療」という医療サービスをご存知だろうか。知っている人でも、「昔の往診ですよね」「でも、自宅でしか利用できないんでしょ」という人は多い。

現在、高齢者ができるだけ住み慣れた地域で療養できるように在宅医療が推進されている。本来、医療機関で受けていた医療サービスを高齢者の住まいで提供するものが、在宅医療だ。

在宅医療には、「訪問診療」と「往診」とがある。「訪問診療」は「往診」とは別物だ。

「親の終の棲家をどう選ぶ? 要介護認定が必要なことさえ知らなかった~若年性認知症になった母」で登場した中野さんは、「(母親が入所している)特別養護老人ホーム(特養)では医療的なケアをしてくれないらしいので、今後が不安だ」と言っていたが、自宅以外の特養や有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などの高齢者のための住まいでも、訪問診療や往診を受けることができる。

訪問診療とは

「訪問医療」とは、1週間から2週間に1回の割合で定期的、かつ計画的に医師が訪問し診療することをいう。訪問医は、24時間体制で在宅療養をサポートするので、急変時には緊急訪問したり、入院の手配をしたりと臨機応変な対応をしてくれる。

訪問医療を受けることができるのは自宅に限らない。特養や有料老人ホーム、サ高住などでも受けることができる。

どのような人が訪問診療を利用できるか

訪問医療を受けるのに、年齢や疾患の状況、程度について明確な基準はない。通院がむずかしいと判断されれば訪問医療を受けることは可能だ。

訪問診療の内容

診察の内容自体は外来診療と変わらない。全身状態を診察し、必要なら医療措置を行い、薬を処方する。入院治療が必要と見なされれば入院の調整も行う。

なお、薬は処方箋を持って薬局に行く必要があるが、希望すれば「薬剤師訪問サービス」を利用し、薬を配達してもらうこともできる。この場合、薬代のほか別途指導料が加算される。

訪問診療にかかる費用

定期的な訪問診療の場合、在宅医療の基本料金である在宅時医学総合管理料(施設の場合は施設入居時等医学総合管理料)、在宅患者訪問診療料(定期訪問時にかかる料金)などで、かかった医療費の1割から3割を自己負担する。また検査や処置、往診などを行った場合は、加算される。

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最終更新:7/14(日) 10:00
サライ.jp

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