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BuzzFeed の舵切りに見る、媒体社・スタジオ部門の課題:「テレビの未来とは何か」

7/14(日) 9:10配信

DIGIDAY[日本版]

敗北を認めた、とまではいかないものの、先日のジョナ・ペレッティ氏の発言は新しい方向への舵切りを予感させるものだった。

6月第1週、BuzzFeedはBuzzFeedニュース(BuzzFeed News)のプログラミング部門責任者であるシンディ・シンディ・ヴァネガス-ゲサウーレ氏を、BuzzFeedスタジオ(BuzzFeed Studios)の新しいトップに任命した。BuzzFeedスタジオはFacebookからケーブルテレビに至るまで、外部のプラットフォームやバイヤーのための番組を制作している。従業員に対してこの発表をするにあたり、BuzzFeedのCEOであるジョナ・ペレッティ氏はBuzzFeedスタジオの今後の方向性について示唆している。

「より大きな、組織全体を通じて我々が行っていることと、BuzzFeedスタジオの戦略は今後対応していく。我々がもっとも得意なことにフォーカスをする。これはプラットフォーム向けのイノベーティブなコンテンツの開発を強化することを意味している。テレビ制作は素晴らしいことだが、我々はテレビの未来とは何かを見極めることにより大きな興味を持っている」と、彼は書いた。

「新しいモデルを切り開くとき」

取材に応じてくれたBuzzFeed社内の情報源によると、これによって従来の映画やテレビ制作が終了されるわけではなさそうだ。一度バイラル現象を引き起こした「ブラザー・オレンジ(Brother Orange)」の物語を使った映画制作をワーナー・ブラザーズ(Warner Bros.)とともに行っている。また彼らの記事をベースにした、ほかの2本の映画製作もニュー・ライン・シネマ(New Line Cinema)とジョージ・クルーニーの制作会社スモークハウス・ピクチャーズ(Smokehouse Pictures)と契約している。

その一方で、「ポストテレビの時代における、新しいモデルを切り開くときが来た」と、ペレッティ氏は書いていることからも、彼が考えるBuzzFeedの強みが明確にわかる。Twitterにおける「AMからDMへ(Am to DM)」やYouTubeにおける「ワース・イット(Worth It)」といった番組に代表されるように、BuzzFeedはプラットフォーム向けの番組制作ビジネスを構築してきており、それによって継続的な収益源を作ろうとしている。

今年彼らは20のデジタル番組を制作する計画を持っている。そのなかにはFacebookやスナップ社(Snap)とのプロジェクトも含まれている。映画やテレビ制作のプロジェクトに関しては、伝統的なハリウッドにおけるパートナーとの協働関係を探し続けるだろうと、ハリウッド・リポーターは報じている。

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最終更新:7/14(日) 9:10
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