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米Amazonプライムデーコンサートにテイラー・スウィフトが出演、騒動には言及せず

7/14(日) 11:36配信

Rolling Stone Japan

米ニューヨーク州で開催された毎年恒例のAmazonプライムデーコンサートに、テイラー・スウィフト、デュア・リパ、SZA(シザ)、ベッキーGなど豪華アーティストが出演した。テイラーは、現在話題となっている買収騒動については触れなかった。

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米現地時間7月10日水曜日の夜、ニューヨーク州のハマースタイン・ボールルームに集まった観客たちは、7月15日からはじまるAmazonプライムデーを祝うため、ステージとの距離がかなり近い小さな会場でテイラー・スウィフトによるスタジアムコンサート級のライヴを堪能した。

ひとつの世界では、完璧なビジネスウーマンのテイラー・スウィフトは、彼女がかつて所属していたレコードレーベルのビッグマシン・レコードをマネージャーのスクーター・ブラウンが買収し、初期のアルバム6作のマスターレコーディングを手中に収めたことに対して大っぴらにブラウンを非難した。「私にとって最悪のシナリオだわ」と6月末にスウィフトはTumblrに投稿した。「ブラウンのもとで何年も受けた洗脳のようないじめのことばかり思い出してしまう。」近年の音楽業界において、マイケル・ジャクソンの「今夜はビート・イット」のMVの最後の2分間のように、ポップスターたちがブラウン対スウィフトの対決に参戦し、熱い戦いを繰り広げることなどなかった。“音楽業界インサイダー”ことキングメーカーのもとで陰謀を目論む怪しげな輩とすべての音楽業界関係者が、典型的な密室での取引が白日にさらされるのを見つめる様子は、いかにも内輪ネタにふさわしい。その一方で、今回の買収騒動は、昨今話題の作者の所有権(あるいはその欠如)に関する幅広い議論へと緩やかに向かいつつある。

水曜日の夜に生まれた別の世界では、ロイヤルティのレート、取引の決め手、マスター音源の所有権などの類は一切存在しなかった。スウィフトはここ最近の騒動への言及を避け、親密な雰囲気の会場にふさわしく、ファンに人気の9曲を45分にわたって歌い上げた(女性誌ELLE曰く、スウィフトはライヴのラストを飾った「Shake It Off」の曲中で「世界中の汚いサイテーな奴ら」と叫ぶ場面を切り取ったTumblrの投稿に「いいね」をした、と報じた。だから、正確には完全に騒動を無視したわけではない)。

シェイクスピアの戯曲『ヘンリー4世』に「王冠を頂く頭は安眠せず」という有名な台詞があるように、トップに立つ者の苦悩は大きい。それでも、スウィフトはファンがイベントに来る目的をちゃんと理解していた。デュア・リパ、SZA(シザ)、ベッキーGなどの他の参加アーティストがこぢんまりとした会場――フロアの中心まで広がるH型のステージのせいで、小さな会場はさらに小さく感じられた――ならではの親近感を活かしたのに対し、スウィフトはスタジアムコンサート級のライヴを持ってきたのだ。ライヴの最初を飾った「ME!」では花火が打ち上がり、4名のバックコーラスの存在感を際立たせた。「I Knew You Were Trouble」ではスチームマシンが炸裂し、「Shake It Off」では熱狂した観客の頭上に大量の紙吹雪が降り注いだ(他の3アーティストのバンド演奏が当て振りで、各アーティスト自身も録音済みの音源に助けられながら歌ったのに対し、全曲を生演奏でこなしたテイラーにはボーナス点を与えたい。ミュージシャンだからといって演技が上手いとは限らない)。

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最終更新:7/14(日) 11:36
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