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〈没後10年〉マイケル・ジャクソンの「少年性的虐待疑惑」とはなんだったのか

7/14(日) 7:31配信

デイリー新潮

 世紀のスター、マイケルジャクソンがこの世を去って10年が経った。

 世界中から愛されたがゆえに、興味本位のゴシップの的にもなった彼をもっとも苦しめたスキャンダルは、93年に勃発した「少年への性的虐待疑惑」だろう。2人の少年の親からそれぞれ訴えられ、1度目は莫大な和解金を払って示談に、2度目は刑事裁判の末、無罪となった。

 彼の没後10年になる今年、サンダンス映画祭で公開され、アメリカのケーブルテレビ局HBOでも放映された「Leaving Neverland」。このドキュメンタリー映画は、マイケル亡き後に、彼から性被害を受けていたと証言した2人の男性とその家族を追った作品だ。本作はアメリカでも物議を醸し、マイケルの遺産管理団体は作品の放映に抗議して裁判を起こしている。

『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』(新潮文庫)や『プリンス論』(新潮新書)など、アメリカのポップスターに関する著作を数多く手がけるミュージシャンの西寺郷太氏は、「Leaving Neverland」についてこう語る。

「被害を受けたという側の証言のみ取り上げていて、マイケルの関係者や専門家、第三者への取材が一切なされていません。それをしてしまうと、訴えた男性2人と、その家族の発言に多数含まれる矛盾を指摘されるので、作品化できないと判断したからでしょう。
 告発者の1人は、少年時代にマイケルと知り合い、後に人気振付師となったウェイド・ロブソン。彼は2005年の刑事裁判のとき、マイケル側から依頼され、第一の証言者として『虐待はなかった』と証言しています。マイケルの自宅、ネバーランドには、病気の子や身寄りのない子も含め、数千人の子どもたちが招待されています。その中で、わざわざ自分が虐待した少年を裁判の証言者に呼ぶなんて、ありえない話です。
 痴漢や性犯罪は、断じて許されることはない卑劣な行為ですが、意図的に攻撃を仕掛けられた冤罪を晴らすのはとても難しいんです」

 生前マイケルと番組で共演するなどしたテレビ司会者のオプラ・ウィンフリーは、番組内で「虐待を受けた」というロブソンらを支持する発言をしているものの、#MeToo運動が盛んなアメリカでも反応は比較的冷静だ。レイプ事件を起こしたR・ケリーのように曲がボイコットされるといった動きはほとんどないという。

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最終更新:7/14(日) 11:22
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