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スペインで奮闘。日本フットサルに 新風を吹き込む22歳のストライカー

7/14(日) 6:57配信

webスポルティーバ

エルポソ・ムルシア/清水和也インタビュー 前編

 6月中に発表されたサッカー日本代表MF久保建英のレアル・マドリード移籍は、世界的にも大々的に報じられた。レアル・マドリードは、スペインが誇る世界に名を轟かす名門クラブであり、かつて最大のライバルクラブの下部組織で育った18歳のタレントの加入は、今後も引き続き報じ続けられるだろう。

スペイン人記者はエクアドル戦の久保のプレーを高評価



 スペインには、そのレアル・マドリードが所属する「リーガ・エスパニョーラ」という世界有数のサッカーリーグがあるが、フットサルのスペインリーグ「リーガ・ナシオナル・デ・フットボール・サラ(LNFS)」は、突出したレベルを誇る世界最高峰のリーグである。そして、リーガ・エスパニョーラにレアル・マドリード、バルセロナ、アトレチコ・マドリードと3強があるように、LNFSも3大クラブがある。

 ひとつはインテル・モビスタ。世界最高の選手と呼ばれ、かつて日本の名古屋オーシャンズでもプレーしたポルトガル代表、リカルジーニョが現在所属している。もうひとつは、サッカーのバルセロナのフットサル部門であるバルセロナ・ラッサ。そして、レギュラーシーズンの順位が過去に一度も4位以下に落ちたことのない名門、エルポソ・ムルシアである。

 ブラジル人を筆頭に世界中から各国代表クラスの名手が集うLNFSのなかでも、この3つのクラブのレベルは突出している。そして、そのなかのひとつであるエルポソ・ムルシアのBチームに、昨シーズンからひとりの日本代表選手が名を連ねているのだ。それが日本のフットサル界を変える存在として期待されている清水和也だ。現在、オフで帰国している清水にスペインのフットサルについて話をしてもらった。

「バルセロナのような例外もありますが、スペインでフットサルクラブを保有しているのは、サッカーチームがリーガ・エスパニョーラの上位リーグに参戦していない町が多いんです。その町が、『おらが町のチーム』としてフットサルチームを手厚くバックアップしています。スペインでは、ホーム&アウェーの文化があることを誰もがわかっていますね。ホームチームをバックアップする熱量が、すごく強いんです。たとえば僕のチームのユニフォームは赤なのですが、ホームの試合になるとアリーナが真っ赤になって、アウェーのチームはやりづらいだろうなと思いますし、プレーしていてもホームアドバンテージを感じます」

 現在、日本のフットサル全国リーグであるFリーグは集客に苦しんでいる。6月末に行なわれたバサジィ大分とエスポラーダ北海道の試合は、平日に中立地で開催されたこともあり、観衆はわずか166人。だが、LNFSはすべての試合がホーム&アウェーで行なわれていて、どの会場も安定して観客を集めることができている。その理由について清水は「フットサルの認知度」の違いを挙げた。

 スペインではバスケットボールや自転車競技など、さまざまなスポーツが盛んだが、なかでもサッカーとフットサルの人気は突出しているという。フットサルの試合が開催されるアリーナでは、試合以外のエンターテインメントは特別に行なわれない。それでも会場には老若男女が集まり、地元のチームに声援を送るという。スペインに行った直後には「なんでこんなに来るの?」と疑問に思ったという清水の言葉を借りれば、「フットサルを見ることが生活の一部になっている」のだ。

「試合のチケットの値段は5ユーロから10ユーロ(約700円から1400円)。その値段は、対戦相手や試合の重要性によって変わってきます。たとえばバルセロナ・ラッサやインテル・モビスタとの大一番は10ユーロ、逆に下位チームとの注目が集まりにくい試合では5ユーロとか。また、順位が決定するなど特別な意味を持った試合になると、価格が上がったりしますね」

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最終更新:7/18(木) 15:33
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