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猫はなぜ人間と暮らすのか? 日本と中国、どっちから来た?

7/15(月) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 今では家族の一員として迎えられている猫だが、もともとは野生の動物。どのように人間と出会い、一緒に暮らすようになったのか。また、日本にはいつ頃からいるのか──今回は、猫と人間の歴史をひもとく。

【別写真】古墳群から発見された猫の足跡つき須恵器

「猫と人間との出会いは、今から約1万年前。現在のイラク周辺にあたるメソポタミアと考えられています」

 こう教えてくれたのは、西南学院大学人間科学部教授で動物学者の山根明弘さんだ。

 この地では、数々の文化が生まれているが、農耕もその1つ。土地を耕し、麦などの穀物を栽培するようになる中で、当時の人々は、収穫した麦などを食い荒らすネズミの被害に悩まされていた。

 そんな悩みから人々を救ってくれたのが、現在の“飼い猫”や野良猫などの祖先となる野生のリビアヤマネコだ。現代の猫と比べ足が長く、体も少し大きい。牛、豚などほかの家畜と違い、猫は自ら人間社会に近づき家畜化されたのだ。

「リビアヤマネコの主食はネズミ。夜行性のリビアヤマネコは、恐らく夜中にこっそり貯蔵庫に忍び込んで、ネズミを捕食していたと思われます」(山根さん・以下同)

 人間に危害を加えることもなく、厄介なネズミを退治してくれる救世主のようなリビアヤマネコ。その存在に気づいた人間の中に、親を失った子猫を拾って育てる者などが現れ、徐々に人間と猫が共生するようになっていったと考えられている。では、日本にはいつ頃からいるのか。

 つい10年ほど前までは、奈良時代から平安時代の初期に、仏教の経典(紙)をネズミから守るため、中国から連れて来られたといわれていた。ところが最近の研究で、そんな通説を塗り替える証拠が次々と発見されている。

「2007年に兵庫県姫路市の見野古墳群から、“猫っぽい動物”の足跡がついた須恵器(日本で古墳時代中期から平安時代にかけて作られた土器)が発見されました。その年代を推定したところ、およそ1400年前、古墳時代後期から飛鳥時代のものということがわかりました」

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最終更新:7/15(月) 16:00
NEWS ポストセブン

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